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The Headache Ⅲ ( 卓 & ココ )
「キャッ」

「うわっ」

・・・・・・・・

「なんであんたがここにいるんだよ?」

「卓が黙ってどっかに行くから
なんか不安になって
でもどこにいるのかわからなくて困っていたら
伯母様がここにいるはずだからって・・・」

「どこまで話を聞いてたんだよ?」

「聞こうとしたんだけれど、
話が全く聞こえないし・・・

中の様子はサッパリわからなかったのよ。

そもそもいるのかどうかもわからないし
もう一度他の部屋を探そうって思って立ち上がったら・・・」

「ドアが開いたってわけ?」

「うん」

(親父、一応結界を張ってくれてたんだ・・・

それでもお袋は能力も無いのに親父のこと、お見通しだよな・・・)

「ちょうどよかった。

あんたに言っておきたいことがあるんだ。

あんたは人間界の勉強のために人間界に住むって言っていたけれど
住むと言うならば能力は封印して欲しい。

俺はその時はまだお袋のお腹の中にいたからよくは知らないけれど
昔親父たちが人間界を追われた時は
たくさんの人たちが傷ついたんだ。

あんたの傷ついた顔も見たくないから
能力を、魔界の力を使わないでほしい。

それができないならば魔界に帰ってくれ。」

「卓・・・」

「俺のお袋の能力は高いものじゃない。

それはあんたもよく知っているだろう。

それでも親父のことは手に取るようにわかるみたいなんだ・・・

今も親父は俺を直接テレパシーで呼んできたし、
この部屋にも結界を張っていた。

だからこそ愛良も気づいていないし
あんたもお袋が正しいかどうか確信が持てなかったんだろ?

それでもお袋はここに親父がいて、
その理由も知っていたはずなんだ。

そういう人にあんたもなってもらいたい・・・

「そうね、伯母様を見習うようにするわ。

今もこの先も人間界からは追われたくないから・・・」

「わかってもらえたならいい」
(密かに言った、俺の気持ちもココには通じてないな。まあいいか・・・)





作者談

蘭世は結婚後にはテレパシーが無くても
俊の考えは手に取るようにわかっているような気がします。

で、卓はココに自分のお母さんと同様
能力を使わずとも自分のことがわかるような人になってほしいと
遠まわしに言ったんだけれど…

やっぱり気持ちはストレートに言わないとね。

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[2015/02/22 20:15] | ときめきトゥナイト (第3部) | コメント(0)
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プロフィール

poohfrozen

Author:poohfrozen
まず初めに二次小説のそれぞれの原作の出版社様、原作者様とは一切関係ございません。

私が個人的に読んでいる漫画の二次小説を少しずつ披露できればと思っています。
(恋愛ものがほとんどです。原作が恋愛ものでなくても恋愛部分のみをピックアップした二次小説になると思います。)

非常に下手だと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

実親が非常に厳しく、漫画を触らせてくれなかったため
少し漫画に触れたのが高校生、
漫画にまともに初めて向き合えたのが
大学で一人暮らしを始めてからなので
同世代の人たちと比べるとずいぶんと遅れ気味な感じです。

原作を私なりに読んでの私なりのイメージを壊さないような二次小説を書いていく予定です。

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