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The Headache Ⅱ ( 卓 & 俊 )
「珍しいね、父さんが能力使うなんて。」

「お前と大事な話をするのには
能力を使う方がいいだろ?

でなきゃ色んな者が付いてくる・・・」

「母さんも愛良も知りたがりだから・・・」

「いや、あのお姫さんもお前が絡むと一緒だよ・・・」

・・・・・(照)・・・・・

「卓、お前はあのお姫さんのことをどう思ってるんだ?」

「どうったって、別に・・・」

「お母さんをさんざん泣かせてきていた俺が言うのもなんだが、
中途半端な気持ちならばお姫さんには帰ってもらった方がいい。

アロンも人間界に初めて来た時は
何も考えずに能力を使いまくってたんだ。

その頃は俺もまだ人間だったから
変な奴くらいしか思わなかったけれど、
勘が鋭い奴がいたらどうなってたかわからない。

現にもう一度人間界に来た時は
事情を知っている俺はヒヤヒヤもんだった。

無理もないんだ。

日頃は能力を使いまくることのできる世界に住んでいるんだから。

結局はアロンは王位を継承することもあって
魔界に戻った。

だけどな、あのお姫さんはお前といたいから
人間界に来たんだろ?

お前にその気が無いならば
あまり大きな問題にならないうちに
帰ってもらった方がいい。

お姫さんの傷も小さくて済む。」

「父さん、それは俺が決めることではない・・・」

「お前はまだ産まれていなかったから実感としては知らないんだろうが、
お父さんとお母さん、江藤のおじいちゃんとおばあちゃん、鈴世おじさんは
人間界を追われたんだ。

あの時俺たちが人間でないってバレたきっかけは
ビックリするくらい小さなことだったんだ。

あの辛さは2度と味わってほしくない。

だからこそお前がその気持ちがあって
あのお姫さんを人間界に留めるって言うならば
彼女にも自覚をしてもらいたいんだ。

まずはお前が考えるべきだろう?

お姫さんのお前への気持ちをお前が知らないなんて言わさないぞ。」

「・・・・・」

「即答しろとは言わない。

が、お前も既に一人の女性の人生を左右するような
そんな分岐点に立っていることを自覚しろ。」

「わかった。

能力の件はココには注意しておく。

俺はまだ高校生だし
アイツの人生に口出す権利は無いと思っている。

でも、父さんの考えはわかったから。

一つだけ教えてもらってもいい?

父さんが母さんの人生を左右したのはいつ?」

「・・・・・・・

高校1年生の時だな。

とは言っても年齢はもう18歳だったけど。」

「そうか・・・」

親父のセリフの重みを背中に感じながら
俺はトレーニングルームを出た。





作者談

結婚相手を決めるのって人生の分岐点の一つだと思いませんか?

そしてそれはお互いに相手の人生をも左右する分岐点であって・・・

もちろんそこから先の方が人生は長いんですが…
(魔界人にしてみれば終わりが無いですが・・・)

話はまだ続きます。


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[2015/02/20 20:20] | ときめきトゥナイト (第3部) | コメント(0)
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プロフィール

poohfrozen

Author:poohfrozen
まず初めに二次小説のそれぞれの原作の出版社様、原作者様とは一切関係ございません。

私が個人的に読んでいる漫画の二次小説を少しずつ披露できればと思っています。
(恋愛ものがほとんどです。原作が恋愛ものでなくても恋愛部分のみをピックアップした二次小説になると思います。)

非常に下手だと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

実親が非常に厳しく、漫画を触らせてくれなかったため
少し漫画に触れたのが高校生、
漫画にまともに初めて向き合えたのが
大学で一人暮らしを始めてからなので
同世代の人たちと比べるとずいぶんと遅れ気味な感じです。

原作を私なりに読んでの私なりのイメージを壊さないような二次小説を書いていく予定です。

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