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The New Birthday ( 俊 ⇒ 蘭世 )
2月14日。

世間一般的には女性にとっての一大イベント、バレンタインデー。
(いや、ひょっとしたら男性にとっても一大イベントかも。)

そして、俺の家では去年から更に卓の誕生日と言う
もう一つの意味を持つようになった。

人間界に戻ってこられて
卓を育てるのにまだまだドタバタしている俺たちだけれど
着実に毎日を過ごしている。

そして数日前何気なく観たテレビ番組のセリフに
俺は今度の2月14日はちょっとしたサプライズをしようと心に決めた。


2月14日当日、ジムは前もって早めに上がらせてもらうように頼んだ。

トレーナーとかは「卓君の初めての誕生日だからな。特別だぞ。」と許可をくれた。

まず帰り道に花屋に寄った。

「こちら、ご予約を頂いていたフラワーアレンジメントです。いかがでしょうか?」

「あっ、ありがとうございます。」

バラをメインにどことなく清楚さをイメージさせるようなフラワーアレンジメントだった。

よくはわからなかったから任せたのだが、
正解だったような気がする。

そして家路に就いた。

まずはテレポートで寝室に静かに入って、鏡台の前にフラワーアレンジメントをそぉっと置いてから
また玄関の前にテレポートした。

ピンポ~ン

「はぁ~い、あらっ???あなた?早かったのね。」

「ああ、卓の初めての誕生日だからな。早めに上がらせてもらった。」

「じゃあ、さっそく誕生パーティーをしましょうか。」

と相も変わらずイベント好きのアイツに呆れながら、
また、当の主役は意味が分かっているかどうかは怪しいが
誕生日パーティーに付き合った


主役もバタンキュ~と寝てしまったからベッドに連れて行って
戻ってきたらアイツも夕飯の片づけが済んだようだった。

俺は先に寝室のベッドの上で
ボクシング雑誌を読みながら
アイツを待った。

ガチャリ

アイツが入ってきた途端、
これが「鳩が豆鉄砲を食ったよう」と言うような表情をした。

「あなた、これ???」

「お前への誕生日プレゼントだよ。」

「私、7月だけど?」

「いくら俺でもそこまでぼけてない。

母親としての誕生日だよ。」

「!!!!」

「卓の誕生日と言うことはお前の母親としての誕生日だろ!!!」

「あなたぁ~(泣)」

「泣くなよ。母親なのに。」

「ありがとう。でも、母親としての誕生日なら、あなたの父親としての誕生日なのに、何も用意していない・・・」

「いや、俺はこれで十分だから」
(お前が傍にいてくれることが一番のプレゼントさって言えればいいけどな・・・)

俺は気持ちを込めてキスをした・・・





作者談

本当は2月14日当日にアップすべき内容かもしれませんが、
2月14日はちょっと別の話をアップしたくて・・・

ちょっとフライングです。

ちなみに子供の誕生日が親の親としての誕生日だと言う話は
テレビだったか、本だったか、新聞だったか、
何かしらで得た知識です。
(情報源があいまいですみません。)

何となくその考え方が大好きで
ずっと心に残ってます。

あっ、文章が長くなっちゃいそうなのでバレンタインの部分は書きませんでしたが、
もちろん私の脳内ではこの年も蘭世から俊へのバレンタインプレゼントはきちんとあったことになってます。

追伸:カテゴリを訂正しました。
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[2015/02/12 20:50] | ときめきトゥナイト (第2部と第3部の間) | コメント(2)
<<The Only Present Which Only You Can Give Me ( 俊 ) | ホーム | Our Plan ( イアン & クリス )>>
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こんにちは~。
相変わらず精力的に書かれていて、素晴らしいですね。
バレンタインは卓の誕生日。
私もそれに気づいて、同じようなおはなしを書こうかと思っていました。もうまさに同じようなww
おかあさん1歳おめでとうって。
考えることは同じですね^^
こちらで完成形を拝見できたので満足です。
どうもありがとうございました♪
[2015/02/17 10:35] URL | 菜子 #- [ 編集 ]
何かとイベント日に誕生日が多いですよね?
「ときめきトゥナイト」って。

考えが一緒で非常に嬉しいです。
私だけじゃないんだって安心しました。

菜子様が書かれた「蘭世、お母さん誕生日おめでとう」も見てみたいです。

私の能力的にはこれが完成ですけれど、
世間一般的にはとてもまだまだですから。

コメント、ありがとうございました。
[2015/02/17 13:49] URL | poohfrozen #- [ 編集 ]
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プロフィール

poohfrozen

Author:poohfrozen
まず初めに二次小説のそれぞれの原作の出版社様、原作者様とは一切関係ございません。

私が個人的に読んでいる漫画の二次小説を少しずつ披露できればと思っています。
(恋愛ものがほとんどです。原作が恋愛ものでなくても恋愛部分のみをピックアップした二次小説になると思います。)

非常に下手だと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

実親が非常に厳しく、漫画を触らせてくれなかったため
少し漫画に触れたのが高校生、
漫画にまともに初めて向き合えたのが
大学で一人暮らしを始めてからなので
同世代の人たちと比べるとずいぶんと遅れ気味な感じです。

原作を私なりに読んでの私なりのイメージを壊さないような二次小説を書いていく予定です。

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