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After My Graduation XXXIV ( 俊 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください






「はぁ~」

アイツとは何となく完全には仲直りができないまま
夏休みに突入した

いや、喧嘩をしているわけじゃない

学校でも普通に話もするし
クラブでも顔を合わせるし
なんだけどなぁ

お弁当はいつの間にか再開していたんだが

もちろんありがたい話なんだが

なんだろう

何かがおかしい

ああ、あの日からジムには一切顔を見せなくなったんだ

で、トレーナーが
「今日くらい休め

蘭世ちゃんの誕生日も近いんだろう!」

と俺をジムから追い出した

プレゼントを用意しろってことらしい

ほっといてくれと言いたかったが
トレーナーがジムのドアの前を陣取っていて
中に入れそうにない

仕方ないからこうやって近くの店にやって来た

で、文頭のため息に戻るんだが






作者談

話は続きます。
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[2017/06/30 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXXIII ( 蘭世 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください






夏休みに入ってすぐに
私は裕子にショッピングに誘われた

誕生日プレゼントを探しつつ
そのまま誕生日デートに来て行ったらいいじゃんって

夏休みに彼に会えるかどうかもわからないのに
まあせっかくのお誘いだし
とショッピングに出かけた


で、色々とお店を回っては
ああでもないこうでもないって
見ていたら
大学生くらいの男の子にぶつかった

私がボォ~っとしていたのが
そもそもの原因なんだけど
私のお気に入りのワンピースを
ひっかけてしまって
少し破れてしまって・・・

少し悲しそうな顔をしてしまったからか
その相手の人がお茶を奢るって言いだした

いやいやそう言うつもりは一切ないんですけど・・・

第一彼に怒られる・・・

なのに
裕子ったら
勝手に乗り気になっちゃって・・・

仕方ないから裕子と一緒に3人でお茶を飲むことにした

あくまでも3人で・・・






作者談

話は続きます。
[2017/06/29 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXXII ( 蘭世 & 鈴世 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください






「その服、蘭世のお気に入りじゃない

お相手さんも気にされているし
お茶の一つくらい減らないわよ

それともだ・ん・なに怒られる?」

「ゆ・裕子!」

「あらっ、僕よりお若いのかと思っていましたが
ご結婚されているんですか?」

ってしてないの、知っているけれど・・・

「いえいえ

結婚なんて!」

「したようなものじゃない」

「裕子ったら

真壁君に怒られる・・・」

「???

複雑そうな関係ですね

まあご結婚されていても
お茶くらいならば大丈夫でしょ?

ましてやご結婚されていないならば
お茶を奢らせてよ、ね?」

ちょっと強引かもと思いつつ
焦っているお姉ちゃんが面白いし
ちょっとは二人の関係が前に行くようにと
僕はお姉ちゃんの腕を取った

「ほらっ」






作者談

話は続きます。


[2017/06/28 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXXI ( 蘭世 & 鈴世 )
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オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください






「ほら、あそこ」

自分の姉ですからわかります

別に変装とかしているわけじゃないですし・・・

さあどうしよう

まあ、なるようになれ

レディースの洋服がたくさん並んでいるところに
僕が一人いるのも異様な雰囲気だが
まあそこは我慢することにした

さあまずは


ドン

「あっ、ごめんなさい!」

「すみません

大丈夫でしたか?」

まるで少女漫画の一コマにもあるんじゃないかというくらい
洋服の棚の切れ目で
僕とお姉ちゃんはぶつかった

もちろん僕が無理に
タイミングを合わせたんだけれど・・・

「大丈夫です

ごめんなさい

よく周りを見ていなくて・・・」

「いえいえ、こちらこそ

・・・

あっ!」

僕の声に僕の目線の方向を見ると
お姉ちゃんの服が
棚に引っかかって
少し破れてしまっていた

「あ・・・

大丈夫です」

「いえいえ、何か弁償させてください」

それくらいの破れはお兄ちゃんが直しちゃうんだろうけど・・・

「とんでもないです!

私もボォ~っとしていたんですから」

「それじゃあ僕の気持ちも収まらない

じゃあ、お茶でもどう???

せめてそれくらいは奢らせて」

「あらぁ、お願いしましょうよ」

「裕子・・・」

もう一人の協力者が現れた





作者談

話は続きます。

[2017/06/27 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXX ( 鈴世 )
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夏休みになった

鉄は熱いうちに打てとばかりに
お姉ちゃんの友達が早々にスケジュールを組んできた

まあ、お姉ちゃんの誕生日が
夏休みに入ったらすぐあるからね

こう来るとは思ってたんだ

僕は鏡を使って
大学生くらいに成長して
友だちのところへと合流した

「初めまして」

あっ、そうか

初めましてだ

「初めまして

鈴世君から話は聞いてます」

「そういう鈴世君は?」

ここまで考えていなかった

大きくなった僕だけが来るのは
確かに変だよな

「鈴世君ならば彼女とデートだって
張り切って出かけましたよ」

本当ならば僕だってなるみちゃんとデートしたい

「そう

でも話は聞いているんだよね?」

「ええ、

蘭世さんをナンパするとか・・・」

「まあそんなところかな

真壁君を焦らせることができるならば
ナンパでも
デートでも
ついでにチュ~の一つでも
どうぞ
お任せするわ」

お姉ちゃんとキスはしたくない・・・

「で、蘭世さんはどこに?」

「今はねもう一人の協力者と一緒に
ショッピングしているの

そこまでは連れて行くから
そこからは任せていいかしら?」

「そんな大役、務まるかはわからないけれど
頑張りますね」

さあ出陣だ





作者談

話は続きます。
[2017/06/26 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXIX ( 俊 )
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そして楽しい楽しい夏休み

クラスの奴らは旅行に行くだのなんだのと騒いでいる

小林も軽井沢の別荘に行くんだとか

俺はバイトとジム

ただ単に学校の授業と言う時間が無くなっただけの
日常と変わらない毎日だ

いつもよりバイト代が多く稼げるってくらいか

幸か不幸かアイツの誕生日も夏休みだしな

少々奮発しても
後でバイト代で賄えるだろって
考えていた

終業式が終わって
解放感にひたるみんなの間を
抜けていこうとすると
小林に呼び止められた

「真壁!俺の忠告、忘れてないだろうな!」

「ああ」

半分以上生返事な状態で
俺は廊下に飛び出した

「真壁!・・・」

後ろで小林が呼び止めたような気はしたが
27日に休みをもらう都合上
そこまでの日はバイトとジムをみっちり詰め込んだ俺には
1分1秒たりとも無駄にはできず
校内1番に校門を飛び出した

この時に立ち止まっていればよかったんだがな






作者談

話は続きます。


[2017/06/25 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXVIII ( 俊 )
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小林にカルロばりに忠告を受けたけれど
これといった変化も無い毎日だった

忠告自体を忘れたわけでもないし・・・

進路調査の用紙は俺は「プロボクサー」って書いたら
先公に「就職」に丸をして
後は空欄にしろと
ため息を吐かれながら言われた

まあ進学校でもあるこの学校で
進学しない奴も珍しい上に
就職先がプロボクサーなんて前代未聞なんだろうな

本当はプロボクサーと言う文字を消すのも嫌だったが
ここで揉めても疲れるだけだと
言われるがままに書いて提出した

アイツも就職に丸をしたが
どこに就職するとか
なんて書いたのかは知らない

先公のアイツに対する反応も知らない

アイツも俺同様進学できるほどの
成績は収めてないからな

就職に丸を付けたこと自体は
今さら何も言わないんだろう

夏休み前の三者面談

おふくろも久々に人間界に来て
先公に挨拶をし
高校生の息子がいると思えないほど若々しいおふくろに
先公も圧倒されたのか
「就職をご希望とのことですが、お母様もよろしいですか?」とだけ言って
おふくろが
「俊が決めたことですので、かまいません」
と答えて
面談は終わった

まあ30歳そこそこの先公よりも
40オーバーのおふくろの方が
明らかに若いんだからな

最初の印象が
(血がつながっていないのかしら、それともお姉さま?)
だったからな

おふくろも俺も爆笑しそうになったよ

ただ見た目はともかく
中身は40オーバーの大人だし
普通の人より修羅場をくぐってきているおふくろの
雰囲気に先公が息をのんだのも事実

まあ俺の希望を理解してもらえるんだったら
どうでもいいか






作者談

話は続きます。
[2017/06/24 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXVII ( 俊 )
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「意味深なセリフだな」

「そうか?

俺はお前の奥さんと仲がいいわけじゃない

話もほとんどしたことがない

だがな、奥さんの友達の井上とは幼馴染なんだ

裕子から色々聞いてるぞ」

井上?

ああ、アイツのクラスの友人にそんな奴がおったか

「って、お前井上と付き合ってんのかよ」

「いや、俺らはさしずめ同志って感じだよ

アイツにも好きな奴がおるらしいし
俺も今はいないがちゃんと彼女がいた時期もあるし・・・

小さなころからお互いを知っているから
好きとか嫌いとかの次元じゃない

お前だって神谷とそんな感じだろうが」

「同志ねぇ

で、二人で何を企んでるんだよ」

「俺は何も企んでない

アイツと高橋が企んでいるんだよ

お前の奥さんのためにな

おっとぉ、俺に怒るなよ

俺は単にかわい~い友人のために
忠告をしに来ただけだから

ただな、友人として一つだけ言っとく

女はな、気持ちをハッキリ言って欲しい時があるんだよ

そのタイミングを逃すなよ」

「・・・」

なんか目の前の奴がカルロに見えてきた・・・





作者談

話は続きます。
[2017/06/23 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXVI ( 俊 )
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「なんだ、一人か

珍しい」

「・・・」

会いたくない奴に会ったかも

「なんだよ、真壁

そのしけた顔は

それにいつものあ・い・さ・い弁当は?」

「・・・・・」

日野が卒業して
こんな悪態を俺につく奴は一人しかいない

小林誠

高校3年生になって
初めて同じクラスになった

このナヨッとした学校の中で
こんな悪態をつくような奴がいれば
俺も早々に気づいたと思うんだが
同じクラスになるまで気づかなかった

スポーツ関係もそこそこ
学業も俺なんかよりずっとできる

いわゆるこの学校では珍しい文武両道の奴だ

「まあ、夫婦喧嘩は犬も食わぬだろうからな」

「小林、俺に喧嘩を売ってんのか?」

「ボクサーに喧嘩を売るほど俺はバカじゃねぇよ」

「じゃあ、ほっておいてくれ」

「そのセリフ、後悔するぞ」





作者談

話は続きます。
[2017/06/22 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXV ( 俊 )
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「はぁ~」

昨日の晩は結局カップ麺で夕飯を済ませた

プロボクサー、いや世界チャンピオンになるっていう奴が
食うような食事ではないんだろうが
結局空腹に負けた

空腹とアイツへの謝罪
これを天秤にかけて
空腹の方を取っちまったんだな

何かもう少しアイツがいなくても
まともな食事にありつけるようにはなっておかないとな

もしかしたら俺がアイツに食事を作る時も
あるかもしれないからな

色々と頭をめぐらしていたら
眠るのも遅かったらしく
目が覚めたら学校へ出なければならない時間だった

朝食用のパンを口にくわえたまま
俺は学校へと走った




「はぁ~」

学校には間に合ったが
学校に着いてから何度ため息を吐いた事か・・・

アイツとはクラスが違うが
何かと今まではアイツは俺のクラスに顔を出していた

このクラスの連中も
アイツの顔を見れば
即俺に用事があると判断するくらいには

だが今日はアイツはこの教室に来ない

一応アイツの気配を辿ってみたが
学校にはいた

特段体調が悪いようにも感じなかった

忙しいのかとも思ったが・・・

お昼のお弁当も無かった

で、俺は一人今屋上にいるわけだ





作者談

話は続きます
[2017/06/21 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXIV ( 俊 )
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しまったとは思ったんだ

だが見慣れない男が
アイツをジ~ッと見ていたんだ

神谷の奴は彼氏だなんだって言うし・・・

さすがに俺だって
アイツが他に付き合っているなんて思わないが・・・

いやいやほったらかしだからなぁ

カルロが今頃天上界で
そらみたことかと
ほくそえんでそうだが

俺だって皆と同じように
デートがしたいよ

だがな
まずはプロボクサーにならなきゃ
アイツを食わしていくことができない

いや単なるプロボクサーじゃダメだ

世界チャンピオンくらいにならなきゃ

それに俺は生活費のためにも
アルバイトをしなきゃならない

高校のクラブ活動も
後輩が育とうとしているのに
それを無視するわけにもいかない

そこら辺の高校生とはわけが違う

まあ魔界人だと言うだけで
普通の高校生じゃねぇけどな

アイツもわかってくれていると思っていたんだが・・・

とりあえず追い返すように家へ帰らせてしまった

それがアイツにはショックだったのか
その晩のお弁当はいつまで経っても
届く気配が無かったんだ






作者談

話は続きます。
[2017/06/20 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXIII ( 俊 & 蘭世 )
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パタン

珍しくジムのドアが開いた

そちらの方向を見ると
真壁君だった

「真壁君!」
「俊!」

「お前ら邪魔になるからサッサと帰れ!」

「少し真壁君を見たい」

「いいから帰れ!」

いつもだったらトレーニングの様子を外から見るくらいならばって
何も言わないのに
今日は私が帰るようにときつく言われた

「わかった」

何が真壁君の気に障ったのかわからなかったけれど
これ以上怒られるわけにもいかないし
練習の邪魔になるのならと
私はトボトボ家に帰った

神谷さんはまだ何か言っていたみたいだけど・・・

あまりにも落ち込んで帰宅した私を見て
家族は心配していたけれど
何でもないからと言って
夕飯も食べずに
シャワーも浴びずに
寝てしまった

いつもなら真壁君にお弁当を届けるんだけど
それもしないまま
寝てしまった





作者談

話は続きます。
[2017/06/19 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXII ( 蘭世 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
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真壁君と一緒にジムへ行こうとしたんだ

学校帰りに一緒に行くのは日常生活の一部

クラブにジムにバイトにと
普通の高校生ではあり得ないほどの
ハードスケジュールをこなす真壁君と
二人きりでゆっくり話ができるのはこの時だけだから

ほぼ毎日一緒に行くんだけれど
必ず邪魔が入る

今日だって・・・

呆れ果てる真壁君が
気づいたらジムに入って近くにいないのも日常茶飯事

今日もロクに話ができなかった(涙)

でも、それだけじゃない

今日は何か男の人がこっちを見ている

私より少し年上かな

かっこいいと言う部類に入るんだろうな

でも、私は会ったことが無い

それに真壁君の方が・・・

と思っていたら
神谷さんがその目線に目ざとく気づいた

「ほらっ、彼氏が迎えに来たじゃない」

真壁君がトレーニングの途中で出てくることもないのはわかっているんだけど
もしかしてと思ったら
その年上の男の人のことを指していたみたい

思わず

「こんな人!知らないわよ」

と言い返した

「あらっ?そう?

ずいぶんと熱い視線を浴びていたけれど?」

「神谷さんにじゃないの?」

「私は俊からしか浴びないの!」

と結局喧嘩のやり直し・・・

はぁ~

と思っていたら





作者談

話は続きます。
[2017/06/18 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XXI ( 鈴世 )
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お兄ちゃんがジムに入ったのを確認し
僕はお姉ちゃんの傍を通ることにした

相変わらず神谷さんとギャアギャア言い合っている

お兄ちゃんがああやって逃げ回るから
神谷さんも頑張りたくなるんだよ

ジィ~っとお姉ちゃんの顔を見ていたらしい

火の粉が僕に降りかかってきた

「ほらっ、彼氏が迎えに来たじゃない」

「えっ?」
(真壁君?)

満面の笑みを浮かべ振り返ったお姉ちゃんの
落胆は説明せずとも手に取るようにわかるものだった

「こんな人!知らないわよ」

(ああ、お姉ちゃん、僕だとはわかっていないんだ)

「あらっ?そう?

ずいぶんと熱い視線を浴びていたけれど?」

「神谷さんにじゃないの?」

「私は俊からしか浴びないの!」

またギャアギャア始まった

とりあえお姉ちゃんのチェックは問題ないと

安心した時に

異様な空気を感じたんだ






作者談

話は続きます。
[2017/06/17 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XX ( 鈴世 )
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夏休みが来る前に確認しなければならない事がある

まずは例の鏡で成長することが無事にできるか

こちらは言うまでもなく
大学生くらいの僕になった

これくらいでいいだろう

次はこの姿が僕だとすぐにわかってしまうのかどうか

前の時はなるみちゃんは何となくわかったらしいし・・・

何よりお姉ちゃんがわかってしまっては
元も子もない

そのまま外出をし
お兄ちゃんのジムの方へと行ってみた



前からお兄ちゃんとお姉ちゃんが歩いてきた

手をつなぐわけでもなく
どちらかと言えばお姉ちゃんが少し遅れて歩いている

二人の仲を知らない人からしたら
たまったま同じ道路を歩いているとしか思われない

恋人同士どころか
仲のいい友人にすら見えない

これじゃあ・・・


「しゅ~ん!!!」

ほらっ、お邪魔虫が入った

「ねえ、映画、観に行かない?」

「俺、今からトレーニングなんだけど・・・」

「それくらいわかってるって

終わってからでもいいからさぁ」

「神谷さん!真壁君が困ってるじゃない」

「困っているかなんて
江藤さんの思い込みでしょ?」

「そんなことないわよ!

トレーニングが終わったって
バイトなんだから
これ以上無茶を言わないで!」

「ああ、バイトって工事の?

私のボディガードをしなさいって言ってんのよ

よっぽどいいお給料だわ」

あ~あ

また喧嘩が始まった

とはいってもギャアギャア言っている二人をしり目に
お兄ちゃんはジムに入っちゃったんだけどね





作者談

話は続きます。
[2017/06/16 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XIX ( 鈴世 )
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僕は別にお姉ちゃんのお友達の意見に賛同した訳じゃない

ただいっつも泣かされているお姉ちゃんが可哀想に思っただけなんだ

僕が結婚だのなんだの口に出すべきことじゃないんだろうけれど
今でもお姉ちゃんはお兄ちゃんの気持ちがわからないと
泣いているのを僕は知っている

お兄ちゃんはお姉ちゃんが離れる事が無いって
そう思い込んでいるから
その思いの上に胡坐をかいているだけなんだ

だから少し焦ってくれるならばって
思っただけなんだよ



数日後夏休みならば都合がつくからと言う返事をお友達にした

お兄ちゃんはもちろんのこと
お姉ちゃんにも内緒にするんだって

本当はお兄ちゃんが風邪をひいてくれそうな
冬とかが良かったんだけど
そこまでは待ってもらえそうにないし
だいたいお兄ちゃんが風邪でもひいた日には
お姉ちゃんがぶっ倒れそうだし・・・

この時の僕はお兄ちゃんの能力を甘くみていたのかもしれない






作者談

話は続きます。
[2017/06/15 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XVIII ( 鈴世 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
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「今日ね、進路希望の用紙をもらったの

で、蘭世が将来に困っているから
真壁君がいるでしょって言ったの

じゃあよく聞いてみたら真壁君、
態度がはっきりしないって言うじゃない

蘭世は不満というわけじゃないみたいだけど
悩んでいるみたいだし
王子様に白馬に乗って
『結婚してください』って迎えに来てもらえば
ちょっとは焦るんじゃないかなって」

(さすがお姉ちゃんの友達だ・・・

ちょっとビックリするような思考回路・・・)

「う~ん・・・

お兄ちゃんをダマすのは無理かと」

(だって魔力でバレちゃう)

「一瞬だけでもいいのよ

いっつもいっつも蘭世が我慢してるじゃない

たまには真壁君が我慢したり
アタフタしたり
困ってみたらいいと思うのよ」

(それは賛成かも)

「ねえ、何かツテない?」

(そう言えば・・・)

「どう?

親戚のお兄ちゃんとかいない?」

(親戚のお兄ちゃん、それいけるかも)

「お望みに添えるかはわからないけれど
一人、お兄ちゃんを知ってる」

「真壁君、その人のこと、知ってる?」

「会ったことないかも

遠くに住んでるから」

「じゃあ!その人に決まり!

連絡とってよ!」

「わかった・・・」

「また、返事きかせてね!

私たちは蘭世が帰るまでに
家に帰るわ

お邪魔しました」





作者談

話は続きます。
[2017/06/14 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XVII ( 鈴世 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
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「どうぞ」

「お邪魔します」

「・・・」

「・・・・・」

「僕に相談って何でしょうか?」

「あのね、鈴世君のお知り合いに王子様っていない?」

「はい???」

「あっ、間違った

王子様のような人っていない?」

「・・・」

(本物の王子様なら・・・

いや、今は王様か)

「実際は王室の人とかじゃなくていいのよ

なんか白馬に乗って似合いそうな人いないかな?」

「どうして僕に聞くの?」

「なんとなく、王子様が似合いそうだから

でも、鈴世くんじゃね」

「???」

「蘭世のためだから
鈴世くんは弟でしょ?」

「?????」

僕の頭の中は
?がどれだけあっても足りないくらい
疑問だらけだった





作者談

話は続きます。
[2017/06/13 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XVI ( 鈴世 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
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今日は熱があったから学校を休んだんだ

そうしたらお兄ちゃんが開かずの扉の目の前に

どうしたのって聞いたら
誤魔化されちゃった

お姉ちゃんには内緒のつもりらしい

まあお兄ちゃんなりに何か考えがあったようだけれど
お姉ちゃんはたまにおかしな方法へ考えちゃうんだから
気をつけてほしい


体調が悪いし僕はもう一度横になった

しばらくしてから
ピンポ~ンという音で目が覚めた

「はい?」

お姉ちゃんの友達だった

「鈴世君よね?」

「はい」

「あらっ?もしかして風邪?」

「はい、ちょっと熱が・・・」

「あっ、そうなのね

ごめんなさい

また日を改めるわ」

「大丈夫

お姉ちゃんはまだなんですけど」

「いいの

どっちかと言えば鈴世君に相談?だから」

「僕にですか???」





作者談

話は続きます。
[2017/06/12 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XV ( 蘭世 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
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今日はいつも以上に進路希望調査のプリントのおかげで(?)
女子トークが盛り上がった

途中でいたたまれなくなり
「クラブに行くね」
とだけ声をかけて
部室へと向かった

だから二人が企てていた計画を
私は知らなかったんだ


部室へと行ったら
神谷さんと鉢合わせ

「江藤さん!俊は?」

「えっ?

私、今まで友達と話をしてたから
てっきり先に部室に行っているものだと」

「それがいないのよ!」

「あのぉ」

「何?」

「真壁先輩ならば
用事があるからって
クラブを休むって仰っていましたけれど・・・」

「え~???」

部活の後輩が恐る恐る教えてくれた内容は
私と神谷さんを驚かせるのに十分なものだった

クラブに関してはビックリするほど皆勤賞な彼

プロボクサーを目指す彼にとって
ジムに通うことが最重要だと思うのだが
学校のクラブ活動も重要な物らしい

そんな彼がクラブを休む・・・

どうしたの???





作者談

話は続きます。
[2017/06/11 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XIV ( 俊 & アロン )
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「・・・」

「その前に僕、好きな気持ちに間違いないかって確認したよね?

俊はそっぽ向いていたから
どんな表情していたかわからなかったけれど
少なくとも間違いだったとかそういう返事ではなかったよね?

あれは嘘だったと言うの?」

「嘘ではない

嘘ではないからこそ
あの時はあの選択肢しかなかったんだよ」

「???

僕バカだからわからないけれど
それで蘭世ちゃんはわかってくれたの?」

「わかってくれたとは思う」

「本当に?

心の底から?

蘭世ちゃん、我慢しているんじゃないの?」

「・・・」

「もし、蘭世ちゃんにプロポーズするような人が出て来たら
俊はどうするの?」

「そんな物好き、いねぇよ」

「蘭世ちゃん、モテるんだよ

俊が想像する以上にね

もうちょっと危機感を持った方がいいよ」






作者談

話は続きます。
[2017/06/10 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation XIII ( 俊 & アロン )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

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「だからぁ、俊が生まれ変わる前
要は魔界なんて全く知らなかった時に
蘭世ちゃんが魔界人だって知ったらどうしてたんだよ?」

「・・・」

「普通に考えればさ
信じられないか
化け物のように感じるか

少なくとも恋愛対象には思えなかったんじゃないの?」

「あくまでも仮定の話だし
絶対だとは言えないけれど・・・

少なくとも化け物だとは思わなかったと思うぜ」

「じゃあ俊の言うところの
付き合うってやつできたの?」

「さあ・・・

女に興味が無かったからな」

「じゃあさ、俊が人間になってしまった時に
別れを告げたのは何で?」

「!!!」





作者談

話は続きます。
[2017/06/09 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation Ⅻ ( 俊 & アロン )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください





「心当たりというか
まだ出会った頃には
プロポーズっぽいことは・・・」

「ほら見ろ」

「いや、だって・・・」

「だってもくそもあるか」

「その当時は僕、蘭世ちゃんのこと、好きだったんだよ

蘭世ちゃんが俊のことを好きだったのはわかっていたけれど
その頃の俊はさ人間だったしさ

人間も人間
魔界とも一切関係なかったでしょ?

普通に考えればあの時に蘭世ちゃんが魔界人だってわかったら
俊、どうしてた?

僕は大好きな蘭世ちゃんが傷つくのがかわいそうに思ったんだよ」

「で、なんでプロポーズなんだよ

普通は付き合いとかからじゃねぇのかよ」

「???

どうして?

別にプロポーズからでもいいじゃん

ってか、僕の質問にも答えて」

「へっ???」







作者談

話は続きます。
[2017/06/08 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation Ⅺ ( 俊 & アロン )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください





俊の気迫に負けて
僕は結局座ったよ

「お前、アイツにプロポーズしたのか?」

「フィラに?

そりゃあ結婚したんだもん」

「じゃなくて、江藤の方だよ」

「蘭世ちゃん?

なんで?」

「アイツがそんなこと言ってたぞ」

「あのさぁ、僕、フィラとココと
とっても幸せな生活を送ってんだよ

魔界の王としては色々と大変だし
まだまだ大嫌いな勉強をしなきゃならないけれど
家族としては幸せなんだよ

なんで蘭世ちゃんにそんなことするんだよ」

「・・・」

「・・・・・」

「・・・・・・・」

「あっ・・・」

「何か心当たりがあるんだろうが」






作者談

話は続きます。
[2017/06/07 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation Ⅹ ( 俊 & アロン & ターナ & フィラ )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください





「わざわざ魔界に来た理由は何?」

「・・・」

「お義母様、男の人は男の人同士のお話がありそうですよ

私たちはココのところにでも行って
女子トークをしましょうよ」

「そうね

じゃあ今度は蘭世さんと一緒に来てね」

「そうですわ

ぜひお二人で」

「・・・

ああ」




「じゃあ、僕も!」

「いや、お前は残れ」

「なんで???」

「お前に用事があるからに決まってんだろ!」

「だよね・・・」

「わかってんだったら、おとなしくそこに座れ!」

「俊、怖い!」

「いいから!」







作者談

話は続きます。
[2017/06/06 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation Ⅸ ( 俊 & アロン & ターナ & フィラ )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください





決して喉が渇いていたわけでも
アロンの言うところのフィラの美味しいお茶を飲みたかったわけでもないが
あの有無を言わさないようなお袋のセリフに
従うしかなかった



「俊、ホラッ、美味しいでしょ?」

「・・・」

俺に紅茶の味がわかると思ってんだろうか

どれも同じに思える・・・

「ほんと、フィラさんの紅茶は美味しいのよね

蘭世さんも教えてもらいに来ているんだから」

「アイツが???」

「あれっ、俊が反応した」

ゲッ

「蘭世さんはね、あなたと違ってよくお城に顔を出してくれているのよ」

「何しにだよ」

「俊の報告かな」

「はっ?俺の?」

「だって、俊、何も言ってくれないじゃない」

「別に必要ないだろ」

「そんな感じだから
蘭世さんは色々と教えてくれるのよ

この前のボクシングの試合に勝ったのも
その日のうちに教えてくれたわ」

「・・・」

「で、」

嫌な予感がした





作者談

話は続きます。
[2017/06/05 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation Ⅷ ( 俊 & アロン & ターナ & フィラ )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください





「あらっ、俊、珍しいわね」

ゲッ

あまり会いたいとは思えない人が・・・

「あらっ、俊様、いらっしゃいませ」

はあもう一人・・・

「ところで俊、今の時間は学校じゃないの?」

「ちょっとな・・・」

「で、その用紙は何?」

目線の先にはどうやらそのまま持って来てしまった
進路希望の用紙

仕方なく差し出すと・・・

「進路希望ね

もうそんな時期なのね

で、俊はお母さんにわざわざ聞きに来たの?」

「違う

俺は昔から決まっている」

「でしょうね

じゃあ、その紙を持って
凄い形相でアロンの執務室に来た理由は?」

「・・・」

「そう、お母さんには言えないの」

「・・・」

「得意のダンマリね

じゃあとりあえずはお茶にしましょ」





作者談

話は続きます。
[2017/06/04 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation Ⅶ ( 俊 & アロン )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください





バタン!!!

「うわっ、

なんだ俊か

おどか・・・」

アロンは俺の顔を見ると最後まで言えなかった

鬼の形相だったんだろうな

「・・・」

「えっと

今の時間って
人間界では学校だよね?

俊、今日は学校は?」

「早退した」

「なんで???」

「お前に聞きたいことがあって」

「な・な・なに?」

なんでコイツこんなに焦ってんだ?

やっぱりやましいからか

「とりあえず紅茶でも飲まない?

フィラの紅茶、おいしいんだよ」

「いらねえよ」

カチャリ

えっ?

思いもがけないタイミングで俺の後ろのドアが静かに開いた





作者談

話は続きます
[2017/06/03 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation Ⅵ ( 俊 & 鈴世 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください





本当は魔界の力を使いたくはなかったんだが
かと言って江藤の親父さんたちにも会いたくない

となればあの開かずの扉までテレポートするしかない

と、思い立ったら吉日

俺は開かずの扉の前に来ていた

これで誰にも会わずに
俺の任務が・・・


「お兄ちゃん?」

ゲッ

「鈴世、お前学校は?」

「ちょっと熱があるから
休んだ」

「熱があるならなんで寝ていないんだ?」

「さっきまで寝てたよ

急に人の気配を感じたから
しかも地下室に

なんだろうって降りてきたんだよ」

「じゃあ、俺だから
怪しいもんじゃないし
お前は寝とけ」

「人としては怪しくないけれど
お兄ちゃんがこんな時間に
しかもいきなり地下室に現れるのは
怪しいでしょ?」

「色々、あるんだよ」

「お姉ちゃんは知ってるの?」

「いや、アイツは知らない」

「ふぅ~ん

お姉ちゃんが帰ってくる前には帰っておいでよ」

「いや、別に帰りは・・・」

「お姉ちゃんはお兄ちゃんに関しては
勘が鋭いんだから

たとえ想いヶ池を使ったとしても
変な方向へ勘違いするかもよ」

「・・・

わかった

マジにお前は寝ろよ」

「はぁい」


鈴世がアイツに言うのかどうか
今一つ不明だったが
まああまり突っ込まれなかったから
とりあえずヨシとするか





作者談

話は続きます
[2017/06/02 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
After My Graduation Ⅴ ( 俊 )
※ストーリーを左右するような重要な役割は無いですが
オリジナルキャラクターが複数人出てきます

それでも問題ないと言う人だけ
以下をお読みください





「蘭世だって
そうねぇ
白馬の王子様が迎えに来るかもしれないじゃない

『蘭世ちゃん、僕と結婚して』とか」

おいおい

俺は白馬になんか乗らねぇぞ

自転車を白く塗ろうか?

(白馬には乗ってなかったけど
マカイ国のアロンには似たようなこと言われたような・・・)

なぬ???

アロンがアイツにプロポーズしたと?

確かにアイツは王子様、いや今は王様だし・・・

いやいやフィラと結婚しているだろうが

魔界は一夫多妻だったっけ?

いやいや親父は追放してもなお
お袋一筋だったみたいだし・・・

他にも色々話をしていたようだが
俺の頭の中には一切入ってこなかった

書きかけた進路希望の紙も
白紙のまま鞄に突っ込んで
俺は早退を決め込んだ





作者談

迷える子羊ちゃんになりつつある俊です

話しは続きます


[2017/06/01 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
いつまでも永遠に


プロフィール

poohfrozen

Author:poohfrozen
まず初めに二次小説のそれぞれの原作の出版社様、原作者様とは一切関係ございません。

私が個人的に読んでいる漫画の二次小説を少しずつ披露できればと思っています。
(恋愛ものがほとんどです。原作が恋愛ものでなくても恋愛部分のみをピックアップした二次小説になると思います。)

非常に下手だと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

実親が非常に厳しく、漫画を触らせてくれなかったため
少し漫画に触れたのが高校生、
漫画にまともに初めて向き合えたのが
大学で一人暮らしを始めてからなので
同世代の人たちと比べるとずいぶんと遅れ気味な感じです。

原作を私なりに読んでの私なりのイメージを壊さないような二次小説を書いていく予定です。

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