FC2ブログ
How to ・・・  Ⅳ ( 俊 & 蘭世 )
俺たちの中学校の臨海学校には
遠泳がある

班ごとに勝負するらしい

それを聞いてアイツの顔色が変わった

泳げないんだと

神谷はキャンキャン吠え付いていたが
アイツの泣きそうな顔を見て
思わず口を出してしまった

特訓するぞって

別にアイツの泣き顔に参ったわけでもない

神谷から救うつもりもなかった

ただ単に俺の班が負けるのが悔しかったからだ!!!



楓ちゃんから衝撃的なことを聞いた

そりゃあ「臨海学校」ですからね

水泳、あるよね

そこまで頭が回らなかった・・・

でも、私、泳いだことない

それどころかロクに顔を水につけたことすらない・・・

参ったなあって思っていたら
神谷さんから言われた

悔しくって悔しくって半泣きになっていたら
真壁君が・・・

特訓するぞって

これって

これって

めっちゃ嬉しい







作者談

私自身小学校3年生までロクに顔つけすらできませんでした。

毎夏休み小学校に呼び出されて
補習を受けていましたが、
いつまで絶っても泳ぐどころか
顔すら・・・

で、ある日突然悔しくなって
スイミングスクールに通うようになりました。
(今は普通の光景になっていますが、当時スイミングスクールに通う小学生は珍しかった)

おかげさまで泳げるようになりました。

話は続きます。
スポンサーサイト



[2016/01/31 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部) | コメント(0)
How to ・・・  Ⅲ ( 俊 & 蘭世 )
転入し早々に
「真壁くーん
帰ろー♡」
この一言だけでも参ったのに・・・

次から次へと余計なことをしてくるアイツ・・・

挙句に臨海学校

俺としては一番参加したくなかったが
お袋が行きなさいと

あのお袋、見た目は優しそうでおっとりしてそうだが
なにせスイッチが入ると
包丁を持ち出すような思考回路を持っているから
怖すぎてとりあえず出席することになった

まあこんなことを欠席して内申点が悪くなっても困るしな

とは言え別に楽しくもなんともない臨海学校のはずだった

ただ江藤と神谷と俺と同じ班って
どういう思考回路してんだ?俺のせんこう



人間界の中学校生活に少しずつ慣れてきて
私に能力も目覚めて
真壁君との壁を感じつつあった日々

臨海学校があると言われた

よくはわからなかったけれど
クラスのみんなと
海の近くまで行くんだって。

神谷さんまで一緒なのは複雑だけれど
楓ちゃんもいるし
何より真壁君も一緒

そう思うとルンルンって
踊りだしそうな勢いだった

ただあまりにもルンルンとしている私に
お母さんは怪しんだのか
夢の中にまで入ってきた

こればかりは想定外だったけれど
とりあえず学校行事は休ませられないと
臨海学校自体は予定通り出席することになった

これがある意味一つの大きな事件を引き起こすとは思っていなかったんだけれど・・・





作者談

話は続きます。


[2016/01/30 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部) | コメント(0)
How to ・・・  Ⅱ ( 蘭世 )
私は訳あって中学校まで
家から外に出たことがなかった

せいぜい家の庭にちょっと出ただけ

お父さんもお母さんも魔界人が人間と
深い関係を築くことを懸念したからだと
わかったのはだいぶん大人になってから

それでも私が外に出たいと言ったことと
お父さんもお母さんも人間界で生活していくならば
一切外界と関わり合いが無いというのは
まずいかもしれないと
学校に通わそうとしてくれた結果
私は中学校に行くことになった

今思えばどこか運命を感じるんだけれど
そのことをあの人に言ったら
怒られちゃうから言わない

それはともかく私は無事に中学校に編入し
そこであの人に逢った

恋どころか
異性を好きになるということがよくわからなかったけれど
今までに感じたことのない感情に
これが恋なんだって思った

ただとても大変な道のりだとは思わなかったけれど・・・





作者談

話は続きます。
[2016/01/29 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部) | コメント(0)
How to ・・・  Ⅰ ( 俊 )
アイツの最初のイメージは変な奴、それだけだった

俺自身は一人狼を気取っていたし
基本的に誰も俺と一緒に行動しようとするヤツはいなかった

いや、正確に言えば神谷だけはやたらとまとわりついていたが・・・

しょっちゅう他校の生徒と喧嘩をする俺と
ヤクザの一人娘の神谷が一緒にいるもんだから
誰もが絡もうとしてこなかったんだ

俺も別にそれに不都合を感じたことないし
そんなことよりプロボクサーへの道を着々と一歩ずつ進めることの方が
重要だった



そんな折いつものようにトレーニングとしてジョギングをしていた時だった

喉が渇いたからと中学校のグラウンドの水道水を口にしていたら
変わった女が父親と来ていたんだ

見学ってことらしいんだが
訳アリっぽくて
とりあえず俺は関係ねぇやって思ってたんだが
そいつの帽子が風に飛ばされたんだ

結果としてそいつの顔を目にしたんだが
とにかくその前の親子の会話を聞いていたもんだから
関わってはいけないヤツだと思っていたんだ


なのによりによって俺のクラスに転入してきやがった・・・





作者談

時期は第一部の中学校時代を
結婚して随分経って
落ち着いたころに過去を振り返っているイメージで書いています。

話は続きます。
[2016/01/28 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部) | コメント(3)
Envious Distress Ⅵ ( 蘭世 & 卓 & 愛良 )
「お母さんはどうしてお父さんと結婚したの?」

(照)

「ねえどうして?」

「あっ!僕もそれ疑問に思ってた!!!」

「お兄ちゃんも???」

「ねえどうして?」

「お母さんはお父さんと出会った時から好きだったから・・・」

「でもでも父さんはよくモテてたんでしょ?

「・・・」

「あらっ、お母さんだってモテてそうよ」

「ねえどうして?」

「私は、お父さんしか考えられなかったから(照)」

「いいなあ」

「あらっ、愛良だっていつかそういう人と出会えるわよ」

「僕は?僕は?」

「もちろん、卓もね」

「ふ~ん・・・」

遠くの方で俊・ココ・開陸(彬水)がクシャミをしたのは
神のみぞ知る





作者談

時期としては愛良と卓がまだ小学生のころです
(愛良は低学年、卓は高学年)

今回でオムニバスは終了です。

まあ誰しも隣の芝生は青く見えるものです。
[2016/01/27 10:00] | ときめきトゥナイト (第3部) | コメント(0)
Envious Distress Ⅴー② ( 俊 & カルロ )
私は蘭世を心から愛している

だが、蘭世を自分の物にすることはできなかった

蘭世の心は俊の物だった

それでも諦めきれなかったのだが
私は冥王との戦いで天上界に召される者となってしまった


自分の夢が叶わないと思ったら
次はその心から愛する女性が幸せになることを祈るのは
ごくごく普通の感情ではないか?

女性の幸せ、
色々なパターンがあるだろうが
愛する人と結婚することも幸せの一種ではないだろうか

そう思って俊を焚きつけるのだが
なかなかプロポーズをしない


代わりに私がしようかとも思わなくもないが
蘭世が聞きたいのは私のプロポーズではない

俊のプロポーズだ

俊、わかるか?

お前は彼女にそれくらい愛されているのだぞ?

「運命すら変えてみせる」と言った蘭世

俊、私ではなすことができぬが
必ずそんな蘭世を幸せにしてやってくれ

天上界からいつでも見ているぞ。





作者談

Ⅴー①をカルロから見てみました。

[2016/01/26 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Envious Distress Ⅴー① ( 俊 & カルロ )
「なぜまだ蘭世にプロポーズしていない」

「・・・」

またそれか・・・

カルロはしつこい

俺は俺のタイミングでプロポーズしたいのだが
それを許さないらしい

何とか神谷んちのクリスマスパーティーに出席した帰りに
「いつかおまえをもらいにいく」とだけ言った

俺的には最大のプロポーズのつもりだった

が、カルロはそれを
「ただの予約と先延ばし」と言ってのけやがる

思わず
「死んでるやつにとやかく言われたくない!」
とキレるように言ってしまった

アイツは見たことのないような悲しい顔で
「わたしがどれだけ無念だったのか
おまえにはわかるまい」
とだけ言って姿を消した

アイツの江藤への気持ちは
本物だったのであろう

それを志半ばにて
天上界の呼ばれることになったカルロ

カルロは江藤の幸せを考えて
今まで俺の傍に現れていたのだろう

カルロの気持ちも
江藤の気持ちも
汲み取ってやれるほど俺はまだ大人じゃないが
(いや気持ちを読み取るくらいは朝飯前だが)
必ずカルロも満足するようなプロポーズをしてみせる

ただアイツほど歯が浮くようなセリフが吐けないのが悔しいがな






作者談

時期は「真壁俊の事情」のさなかです。

オムニバス2話の前編です。

後編は明日アップします。
(「Ⅱー②」と言う形です。)


[2016/01/25 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Envious Distress Ⅳ ( 俊 & アロン )
「いいよなぁ~、俊は」

「はっ?」
(最近、そんなのばっか)

「だってさ、蘭世ちゃんは俊のこと大好き大好きでしょ?」

「お前だってフィラさんがいるだろうが」

「フィラはね、昔は僕のこと好き好き言ってくれてたよ

でもね、ココが産まれてから
ココばっか相手して
僕のことは二の次三の次なんだよ」

「母親ってそんなもんじゃないのか?よくわかんないけどさ」

「母上もそんな感じだった?」

「う~ん・・・

俺の記憶のお袋はひたすら仕事をしていた・・・」

「・・・」

「それでも参観日とかできる限り来てくれたかな

うっとおしいと思ってたけどな」

「参観日?」

「ああ、学校に親が来る日があるんだよ

お袋、仕事があるから、見に来なくていいって何度も言ってるのに
たった5分でも必ず顔を出してたんだよ」

「そうか、母親ってすごいんだな」

「子供のことは何よりも大事なんだろうな」
(俺のために包丁を持ち出したこともあったし・・・)

「俊だって余裕をかましているみたいだけど
蘭世ちゃんに子供ができたら同じだぜ?」

「!!!」

「その時は先輩として教えてあげるよ(笑)」





作者談

何となくターナって学校行事もできる限りこなしていたようなイメージで・・・
(賛否両論があるでしょうが)

時期としては先日の「Envious Distress Ⅱー① ( 俊 & 克 )」と
「真壁俊の事情」の間です。
[2016/01/24 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Envious Distress Ⅲ ( 蘭世 & 曜子 )
「蘭世はいいよねぇ」

「えっ?」

「悩みが無さそうだから」

「そんなことないです!悩みの一つくらい…」

「じゃあ、何に悩んでるっていうのよ?」

「・・・」

「無いんじゃない・・・」

「そんなことないもん・・・

じゃあ、神谷さんはそんなに凄くたくさん悩みがあるっていうの?」

「とりあえず赤ちゃんに恵まれないことかな・・・」

「それは神様の贈り物だから・・・」

「いいよね、蘭世んとこは卓君がいるから

私も早く跡継ぎをって周りからは言われるんだけどね。」

「私だってもう一人くらいは欲しいんだけど・・・」

「えっ?そうなの?何も言わないから卓君だけでいいのかって思ってた・・・」

「あの人はどう思っているかわからないんだけど
私はやっぱり兄弟も大事かなと」

「まあ俊は一人っ子だからね

でも俊だって兄弟は欲しかったかもよ」

「まあそのうち恵まれるかな?」

「蘭世んところと同い年の子供ができたりして」

「だったら、楽しいわね」

「本当だわ」

二人に妊娠の兆候が現れるのはもう少し先の話





作者談

私自身も私の子供も兄弟での年が離れています。

私の親はどう感じていたかはわかりませんが、
少なくとも私自身は二人目のプレッシャーが半端なかったです。

なので蘭世もかなと
(あくまでも勝手な想像)
[2016/01/23 10:00] | ときめきトゥナイト (第2部と第3部の間) | コメント(0)
Envious Distress Ⅱー② ( 俊 & 克 )
「蘭世さんが羨ましいわ」

「???」

「きちんと真壁君が蘭世さんのことを考えてくれているようだから」

(照)

「克なんて何を考えているのか」

「日野君だってきちんとゆりえさんのことを考えていると思います。」

「私も別に今すぐ結婚してほしいとか婚約してほしいって思っているわけじゃないの

まだ高校生だし・・・

でもね・・・」

「何かあったんですか?」

「今日父に言われてあるカフェに行ったんだけど
そこでお見合いみたいなのをセッティングされていたの」

「!!!」

「まさか、お見合いしたんですか?」

「丁重にお断りしようとしたら
ちょうど克が目の前の通りを通ったの

私もホテルの喫茶コーナーとか料亭とかならば
そもそも警戒して行かなかったんだけど
オープンカフェだったからまさか見合いと思わずに
気を抜いていたのが失敗したわ」

「日野君、なんて言ったんですか?」

「何も…」

「何も?」

「私にあきれ返ったのかもしれない…」

「日野君は口にしないだけで
ちゃんとゆりえさんのことを考えています!

男の人って口に出してくれないから
私たち女性は困るんだけど
でも日野君なら何も考えていないことはないと思います!!!」

「フフッ

それって真壁君もそうだってことよね?」

(照)

「蘭世さんがそういうならそうなのかもね

いいわ、きちんと克に説明することにする!!!」

遠くの方で男性二人が大きなクシャミをしたのを
知っているのは神のみ





作者談

克とゆりえって結婚できたんでしょうか?

「ときめきトゥナイト」のファンの人たちって
やっぱりこの二人も無事に結婚してほしいと思っているのでしょうか?

[2016/01/22 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(2)
Envious Distress Ⅱー① ( 俊 & 克 )
「真壁はいいよなぁ~」

「はっ?

久々に俺のアパートに来たと思ったら
なんだよ、それ」

「だってさ、悩みなんてなさそうじゃん」

「俺にだって悩みくらいたくさんあるさ」

「それはどうせ次の試合、どうしたらいいかとかそんなんだろ?

少なくとも恋の悩みとかじゃないよな」

「・・・」

「あれっ?

俊君にも恋の悩みがあった?」

「うるさい」
(俺にだってカルロからはせっつかれるし、色々アイツとの未来に悩んでんだよ…)

「江藤はさぁ、真壁大好き大好きオーラが出てるしさ、
お前が10年、100年と待ってくれって言っても
結婚をいくらでも待ってくれそうじゃん」

「100年って死んでるじゃん」
(コイツ、俺らのヒミツを知っているわけじゃないよな・・・)

「物のたとえじゃん」

「河合だって待ってくれるのじゃないか?」

「ゆりえ一人だけの問題じゃないからな

アイツの家的にもやっぱり早く結婚して跡取りって感じみたいでさ

でも俺、まだ高校3年生だしさ

大学も出ないとアイツの親に挨拶もできないだろうしさ

最低限後4~5年は先の話になるしさ

そんなに先まで待ってくれるかどうか・・・」

「まあ、俺だって似たようなものさ」

「でも、真壁は将来だってきっちり決まっているじゃないか

俺は何を目指すのかすらわからない・・・」

「俺だってなりたい目標はあるけれど
なれるかどうかはわからない」

「真壁なら大丈夫さ」

「日野だってきちんと向き合えば
あの河合ならわかってくれるさ」

「そうか?」

「そうさ」

(なんだろう、真壁が言うと間違いない気がする

まあ、あんなゆりえを目の当たりにしたからか

とりあえずデートでも誘ってみるか)





作者談

時期は第一部終了と「真壁俊の事情」の間です。

オムニバス2話の前編です。

後編は明日アップします。
(「Ⅱー②」と言う形です。)
[2016/01/21 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Envious Distress Ⅰ ( 蘭世 & 楓 )
「いいよねぇ~蘭世は」

「楓ちゃん、久々にティータームを一緒にしようって誘ってくれたと思ったら
藪から棒にどうしたのよ?」

「だってさ、真壁君は蘭世にぞっこんって感じだし・・・」

(照)

「もう!

銀婚式も迎えているのにいい加減にこんなことで照れないでよ

こっちが恥ずかしくなるわ」

「だって・・・」

「ココちゃんだったっけ?

孫も産まれて、
愛良ちゃんもこの前結婚したんでしょ?

また新婚気分を味わえるんじゃない?」

(照)

「だからぁ~いちいち反応しないで」

「(汗)えっとぉ~そういう楓ちゃんだってご主人と仲良しなんでしょ?」

「・・・」

「???」

「昨日喧嘩しちゃって・・・」

「あらら」

「蘭世の幸せな夫婦生活を見ていたら
私も仲直りできるかなって思って
ティータイムを誘ったの」

「そうなの」

!!!

「あら、楓ちゃんの携帯じゃない?」

「あっ!!!」

「ご主人からのようね

早く帰ってあげたら?」

「うん、愚痴を聞いてもらおうかとも思ったけど、
あの人からメールが来たから
もういいや

お邪魔しましたぁ~」

「いえいえ、また来てね」


(ふぅ~やっと帰ったか

小塚も喧嘩ぐらいでいちいち俺んとこに来るなっつうの)






作者談

ちょっと俊が蘭世を独り占めしたかったパターンと言うことで。

1~2話程度で終了する話をシリーズで何パターンかアップします。

それぞれを単独で読んでも(2話で終了する分については2話分を読んでも)
話がわかるようにはなっています。
(オムニバス形式)

またこのシリーズでの時期は
各話でバラバラですので、
区分でご参考にしてください。

ちなみに今回は「星のゆくえ」と「いつもときめいて」の間です。
[2016/01/20 10:00] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅩⅥ ( 蘭世 & 俊 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






「あ、あなた?」

「・・・」

「・・・・・怖いんですが・・・」

「・・・・・・・」

「あなた?」

「どうして卓とお姫さんがレターセットを買いに行くことになったんだ?」

「!!!」

「・・・」

「えっとぉ~」

「要はあの話をあの二人にしたってことだろ?」

「えっとぉ~レターセットまで言った覚えは・・・」

「ああ、そうだろうな

声に出したわけではないだろうな

だけどあの二人に口に出さずに黙っていたところで
意味があると思っているのか?」

「・・・」

「どうせお前のことだ

あることないこと、色々と話を脚色して
あの二人が全てを知りたくなったんだろ?」

「ウッ、ごめんなさい・・・」

「ただな、あれ以上は俺とお前の二人のヒミツだろうが・・・」

「!!!」

「な、まあ今回は卓とお姫さんが丸く収まったようだから
それに免じて許してやるが
あんまりヒミツをバラすなって」

「はい・・・」

後は大人のスィートタイムで・・・






作者談

無事終了です。

本当は年末の大掃除の話なので
年内終了の予定でしたが
前作が長すぎて
最初に書き始めた時点で
年末終了すること確定

もう年始に突入するならば
お得意の(?)長文にしようと
結果26回(汗)

しかも大人な部分を表現するつもりが
文章力のない私にはどこが大人?って突っ込まれそうな程度にしか
書くことができず・・・

いつもいつもお付き合いいただき、ありがとうございます。
[2016/01/19 10:00] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅩⅤ ( ココ & 卓 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






「卓・・・」

「・・・」

「・・・・・」

「ココ、何か俺に聞きたいこと、あるんじゃないのか?」

「卓こそ、私に言うことないの?」

「俺には特に言うことはない」

「じゃあ、これは何よ?」

「それは・・・」

「いいのよ、別に。

卓にだって人間界に彼女が欲しいだろうし・・・

私なんかよりもっと年が近いかわいいおん・・・」

卓は最後まで言わせてくれなかった

息継ぎができなくて苦しくなった頃に
やっと卓は唇を離してくれた

「これはな、確かに俺はもらった

と言うより靴箱に入っていた

その場で捨てようかとも思ったんだけど
人が多すぎて
誰かに見つかったらこの子がからかわれると思って
持って帰ってしまった

で、忘れてたんだよ

ごめん・・・」

「卓…」

「第一中身も読んでなかったんだぜ?」

「!!!」

「返事は出さないの?」

「出さね~よ」

「かわいそうじゃない!

レターセットを買いに行こう!」

「!!!」

愛良、確かに卓はおじ様そっくりだわ





作者談

話は続きます。

次で今回のシリーズは終了です。

[2016/01/18 10:00] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅩⅣ ( 蘭世 & ココ & 愛良 & 俊 & 卓 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。





「あらっ?あなた?」

「お父さん?」

「今日は早かったのね」

「ちょっと来い」

「え~」



「あ~あ、話の続きが聞きたかったのに~」

「おば様、大丈夫かしら?」

「大丈夫よ、どうせ口封じされるだけだから」

「え?」

「ココ姉ちゃんも気を付けないと
あのお父さんの息子だからねぇ」

「それは卓のこと?」

「そうよ、よく似ているもの

ほらっ」

「えっ?」

ゲッ

愛良のヤツ、要らないこと気づきやがって

「卓?」

「それじゃあお邪魔虫は退散しま~す」





作者談

話は続きます。


[2016/01/17 10:00] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅫ ( 蘭世 & ココ & 愛良 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






「おば様?」

「お母さん?」

「あっ!!!」

「えっとぉ、一人そっちの世界にはまってくれるのはいいけれど
結局それってのろけ?」

「そんなことは・・・」

「おじ様は結局お返事をお書きになったんですか?」

「それが・・・」

「えっ?お父さん、書かなかったの?」

「まあ、うまく丸め込まれちゃって
結局書いたのは・・・」


バタン!!!

突然リビングのドアが開いた





作者談

話は続きます。
[2016/01/16 10:00] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅪ ( 克 & ゆりえ )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






「おいおい、静かになったと思ったら
アイツら、飛び出して行ったぜ。」

「何だったんでしょうね?」

「さあ、どうせ江藤が真壁が浮気したとか思ったんじゃないの?」

「えっ?あの真壁君が?浮気?」

「あの真壁も悪いんだよ。

はっきりとした態度を取らねえから」

「あらっ?最近の真壁君は十分態度に示していると私は思うけど?」

「当の本人に伝わらなきゃ一緒だろ?」

「あらっ?克は私に態度で示してくれていたかしら?」

ゲッ

「克がお手本を見せないと真壁君だってどうすればいいかわからないんじゃないの?」

真壁のせいで藪蛇だぜ

「俺はそれなりに・・・」

「当の本人には伝わっていませんけど?」

「あ~」

最近の俺は真壁と似たもん同士だと痛感するぜ

何せ都合が悪くなったら口封じで逃げるんだからな。





作者談

ここまでが第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期で
次回から第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期に戻ります。

話は続きます。
[2016/01/15 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅩ ( 俊 & 蘭世 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






涙目の私には読むのに時間がかかった

それでも真壁君は黙って待ってくれていた

!!!

「やっと気づいたか」

「これって?」

「お袋と俺が世話になった修道院の人からだよ。

戸籍上の俺の祖母が
ホームに入居されるからって
連絡をくれたんだ」

!!!

「大好きと言うのは俺に対する気持ちじゃないだろ?」

私は頷くしかできなかった

「あの人には俺の気持ちが手に取るようにわかるようでな」

「真壁君、これに返事は出したの?」

「いや、俺、筆不精だから・・・」

「出さなきゃダメ!!!」

「ちょっと待てよ!どこに行くんだよ!」

「どうせ真壁君のことだからレターセットなんて持ってないでしょ!

買いに行かないと!」

「江藤、待て!」

ゆりえさんたちに挨拶もせずに飛び出して行った





作者談

俊はレターセットなんて持っていなさそうで
と言うより単純な便せんと封筒すら持っていなさそうなので・・・

具体的な文章につきましては
頭の中にはあったのですが、
皆さまそれぞれに考えていただこうと
書いていません。

皆さまの豊かな想像力でどうぞ

話は続きます。
[2016/01/14 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅨ ( 俊 & 蘭世 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






元の手紙は薄いピンク色だった

やっぱり女性からだったんじゃない・・・

「ああ、そうだよ。

生物学的には女性からだな。」

「じゃあ(涙)」

「でも俺は一度として異性としての女性としては見たことが無い」

「でも(相手は)」

「相手も異性としては見たことは無いんじゃないか?」

???

「読んでみろよ」






作者談

話は続きます。
[2016/01/13 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅧ ( 俊 & 蘭世 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。





「俺の話をきちんと聞けって

聞いてから騒げって」

「言い訳なんて聞きたくない!!!」

「ああもう!!!!!」

真壁君に手首を掴まれた

と思ったら
口を塞がれていた

ボカボカと
真壁君を叩いたんだけれど
真壁君はそれでも私の手首と唇を離そうとしなかった

気づいたら私は殴ることも
真壁君から離れようとすることも
辞めていた

真壁君ってズルいんだよ

いつもこれで私は何もできなくなっちゃう・・・



「少しは落ち着いたか?」

「・・・」

「お前の誤解だよ・・・」

「???」

「その手紙、お前の誤解だって言ってんだよ」

そういうや否や
す~っと手紙の上に真壁君は手をかざし
手紙は元の色を取り戻した






作者談

俊って口封じのキス、好きですよね?

話は続きます。
[2016/01/12 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅦ ( 俊 & 蘭世 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。





「・・・」

「・・・・・」

「とりあえず俺に聞きたいことがあったんじゃないのか?」

「そういう真壁君だって私に隠していることがあるんじゃないの?」

「・・・」

「ほら!都合が悪くなると黙っちゃう(涙)」

「それはこれのことか?」

俺はあの手紙をテーブルの上に広げた

!!!

「あのな、このてが・・・」

「そうだよ!その手紙だよ

真壁君、押し入れの奥に丁寧に仕舞ってたじゃない!」

(いや、すっかり忘れてただけで・・・

丁寧も何もぐちゃぐちゃだったはずだが・・・)

「とにかく俺の話を聞け!」

「話って何よ?

俊君大好きって書いてるじゃない!!」

「あのなあ、ほとんどコーヒーのシミで読めないだろうが!」

「そうね、そうよ

でも『俊君』って言葉と
『大好』って言葉が結びついて
それ以外の文章の何があるっていうのよ!!!」

「少しは落ち着けって!」

「私は落ち着いています!」

「どこが!!!」

もう売り言葉に買い言葉状態だった






作者談

話は続きます。
[2016/01/11 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion  ⅩⅥ ( 俊 & 蘭世 & 克 & ゆりえ )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。





「真壁!お前よく江藤がここにいるってわかったな」

「克!(蘭世さんがいることは内緒にしておくはずでしょ!)」

「どうせ秘密にしたってコイツにはわかるんだよ

男とは惚れた女にはそういうものだよ」

「日野!」

「今更何を隠すつもりなのさ

今入ってきた瞬間の顔を江藤に見せてやれよ」

!!!


カチャリ

「江藤・・・」

「克、私たちはあっちに行きましょう」

「そうだな

ゆっくり話をしろや

言ってもらわなきゃわからないことばっかりなんだぞ

特に男と女なんてな」


日野と河合は2階に上がっていった

「とりあえずソファに座れ」

「・・・」






作者談

話は続きます。
[2016/01/10 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion XⅤ ( 俊 & 蘭世 & 克 & ゆりえ )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。





「おう!江藤!久しぶり」

「日野君・・・」

「克、ちょっと・・・」

???

日野君とゆりえさんは奥へと引っ込んだ

私は手持ち無沙汰となり
応接室のソファに座ってみた

その時だった・・・


バ~ン!

この家に似つかわしくない大きな音が玄関の方でした

「真壁?」
「真壁君?」


えっ?

真壁君、来ちゃったの?



本当は行きたくなかった

河合はともかく
日野なんてからかいのネタ以外の何物にも利用しないだろう

かと言って江藤をそのままほっておいたとしてお
更に最悪な結果を迎えることはあっても
いい方向には進まない

と言うわけでとりあえず河合の家にやって来たのだが・・・

なぜかアイツら俺が別れを告げたのじゃないかって話になってる・・・

江藤が泣いていたとか・・・

慌てて河合の玄関を押し開けた







作者談

話は続きます。
[2016/01/09 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion XⅣ ( 俊 & 蘭世 & ゆりえ )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






いくら走ってもアイツに追い付かない

アイツ、そう言えば運動会の時は
神谷と一位二位を争っていたなとか
思いつつ
日ごろ使わない能力を解放することにした

まあ緊急事態と言うことで・・・

俺はアイツが家に帰ったと思っていたんだ

ところが違う場所でアイツの気配を感じた・・・

それは意外な場所で
かつ俺にとって厄介な場所であった



真壁君のアパートを飛び出して
私は家に帰ろうとしていた

家しか行く場所ないし・・・

「あらっ?蘭世さん」

横を半分通り過ぎた車の窓から
声がした

「ゆりえさん・・・」

「慌てて走ってどうしたの?」

「それが・・・」

後は声にならなかった

ゆりえさんは何も聞かず
『こんなところでは話にならないから
私の家にお越しになって』
とだけ言って
車に乗せてくれた







作者談

話は続きます。
[2016/01/08 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion XⅢ ( 俊 & 蘭世 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






「江藤・・・」

ハタと気づいた私は
「帰るね!」
とだけ言って
アパートを飛び出した

自分の荷物は忘れて行ったのに
なぜか手にはあの手紙

しかも今日はブーツで真壁君のアパートに行ったもんだから
すぐに履けなくて代わりに履いて出たのは
真壁君のスニーカー

周りから見たら
服装と靴が合わないと思われたんだろうけれど
今の私にはそんなことに気をやる余裕なんか無かった




バタン
カンカンカン


ボォ~っとしている間に
江藤は俺の部屋を飛び出していった

アイツの気持ちを全く汲み取っていなかったわけではないんだ

ただアイツが静かに泣いている姿が
あまりにもきれい過ぎて・・・

こんなこと思っていたらカルロに口にしろって言われそうだが・・・

で、気づいたらアイツの鞄はあるくせに
あの手紙は無い・・・

慌てて追いかけようと玄関に向かったら
アイツのブーツはあるくせに
俺のスニーカーが無い・・・

走りにくいからと日ごろはめったに履かない
高校の制靴を履いて
アイツの鞄を持って俺は跡を追った

日野あたりに見つかるとからかわれそうな恰好ではあったが
そんなことは言っておられない






作者談

勝手に俊は何足も靴を持っていないような気がして・・・
(苦学生ですし・・・)

年末の話と言うことは
蘭世は恋する乙女ならブーツかなと

ブーツはかわいいんですが
私みたいな面倒くさがり屋にとって
非常に脱ぎ着に困る・・・

家を飛び出すのにブーツは無いかなと

原作を読むと蘭世とかは革靴を履いているんですが、
俊は制服着用時でもスニーカーが多くて
でもアロンとかは革靴を履いている姿もあったので
とりあえず制靴として革靴はあるのかなと
(式典用とか)

話は続きます。
[2016/01/07 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion Ⅻ ( 蘭世 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






押し入れの奥からさらに衝撃的なものが出てきた

開けずとも女性からだと一目瞭然な封筒

開けてはダメだという私と
開けた方がいいという私

葛藤した結果私の指は封を開けた

中には白をベースとした便せんが二枚

恐らく元々は真っ白い便せんだったと思うんだけれど
一枚目の便せんは全体的に茶色く変色していた

大部分は中身が読めなかったんだけれど
一部だけが読めた

そこには

「俊君・・・大好・・・」

前後も読めなければ
間も何か書いてあったようだけれど
それも読めなかった

だけど、「大好」この文字の意味が
大好き以外に何があるというの?

気づいたら私のほほを大きな涙が流れていた





作者談

話は続きます。
[2016/01/06 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion Ⅺ ( 俊 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






!!!

俺があたふたしているうちに
サラッと江藤は封を開けた

いや俺自身一度は開封した手紙だから
すんなりと開いてしまったのだが・・・

中は便せん二枚
ともう一つ入っていたのだが
江藤はそれに気づかず
便せんの中身を読みだした

まあ正確に中身を読めば
状況をわかってもらえるだろうと
俺も少し安心していて
すっかりその手紙の状態を忘れていたのだが・・・

一度俺がコーヒーをこぼしてしまい
肝心要の部分が読みにくくなっていたことを

二枚目の便せんは真っ白い便せんだったため
その内側にある一枚目の便せんまで
どのような状態であったかを
すっかり忘れていたのだ

!!!

ハタと気づいた時には
江藤は大粒の涙を静かに流していた





作者談

話は続きます。
[2016/01/05 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion Ⅹ ( 俊 & 蘭世 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。





「私も手伝う!」

江藤にこう言われ
嫌な予感が気にはなったが
そもそも掃除は江藤の方が得意

断る理由が無かったのと
雑誌の後ろめたさがあって
嫌だということができなかった

これを後悔することになるのだが・・・



「!!!」

「どうし・・・」

これだ

俺の嫌な予感の原因は・・・

忘れてた

江藤が手にしている物の存在を・・・



花があちこちに散らばっている
封筒を

これを男で使うやつがいたら
会ってみたいと俺は思う

誰が見ても女からのだとわかる
手紙だった・・・





作者談

話は続きます。




[2016/01/04 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion Ⅸ ( 俊 & 蘭世 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。






バ~ン!!!

アパートのドアが乱暴に開いた・・・

「真壁君?どうしたの?

スパーリングは終わったの?」

「江藤・・・

それ・・・」

「あっ!ごめんなさい

探したわけでは・・・」

「・・・」

「ごめんね

掃除をしようと思って
押し入れの中を片づけていたら
奥から出てきたから・・・」

「俺だって男なんだから」

「???」

「いや、何でもない」

俺、かなり嫌な予感がしたから
速攻帰ってきたのだが
今江藤の手の中にあるのは例の雑誌だけ

確かに江藤は真壁君の好みってこんな女性なの?
ってショックを受けているようだが
雑誌の女と生の女は別もんだ。

でもそれくらいで俺の嫌な予感があれほどするとは思えない

が、何もないならないにこしたことない

「とりあえず掃除を済ませてしまおうぜ」

「真壁君、スパーリングは?」

「俺じゃ、まだ弱すぎるんだよ」

「???」

「とりあえずジムは終わったから
掃除をしてしまう方が大事だろ?」

まだまだ大きなクエスチョンマークが浮かんでいる
江藤の横で押し入れの整理を始めた




作者談

話は続きます。


[2016/01/03 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
Small Commotion Ⅷ ( 俊 )
※今回のシリーズは第三部と「星のゆくえ」の間くらいの時期と
第一部と「真壁俊の事情」の間くらいの時期を
含んだお話となります。

いずれも私の個人的なイメージで書いていきますので
作者ご自身のお考えとは違う点もあると思います。

また直接的な表現はしませんが、
少~し大人な部分を含んだ話もあります。

以上をご理解いただける方はどうぞお進みください。

ちょっと無理!って方は今回のシリーズは飛ばしてください。





チャンピオンが俺を残して部屋を後にしたから
俺は江藤がどうして叫ぶことになったのかを
探ることにした

いつもは能力を極力使わないようにしているのだが
何となく嫌な予感がしたからだ


!!!

(照)

確かにアイツ、今日は年末の大掃除をすると言ってた

俺もアイツに見られては困るものを
特段捨てたりせずに
押し入れに簡単に隠しているだけだった

でも、今まで押し入れなんてほとんど開けることなかったぞ?

布団を干すって言ってくれた時も
俺が布団を出して干したからな

っていうか俺のいない部屋に
アイツがいること自体初めてか・・・

!!!

俺はとあることを思い出し
ジムのトレーナーに断って
即帰宅の途につくことにした





作者談

話は続きます。


[2016/01/02 10:00] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
いつまでも永遠に


プロフィール

poohfrozen

Author:poohfrozen
まず初めに二次小説のそれぞれの原作の出版社様、原作者様とは一切関係ございません。

私が個人的に読んでいる漫画の二次小説を少しずつ披露できればと思っています。
(恋愛ものがほとんどです。原作が恋愛ものでなくても恋愛部分のみをピックアップした二次小説になると思います。)

非常に下手だと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

実親が非常に厳しく、漫画を触らせてくれなかったため
少し漫画に触れたのが高校生、
漫画にまともに初めて向き合えたのが
大学で一人暮らしを始めてからなので
同世代の人たちと比べるとずいぶんと遅れ気味な感じです。

原作を私なりに読んでの私なりのイメージを壊さないような二次小説を書いていく予定です。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR