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■ The Watershed of My Life Ⅵ ( 夢々 & レオン )
※(要注意!!!)
原作(「いつもときめいて」)より更に後の時期の話です。
私個人のイメージで書いておりますので、
原作者様のイメージとは離れているかもしれません。

それでもと思って下さる方のみ、下記の文章はお読みください。



「レオン様、お待ちしていました。

王様、王妃様、大王妃様、全員お待ちですよ。」

「イッチ、わかったから、通してくれ。」

「どうぞ。」

初めて会う人に軽くお辞儀をして
レオンが開けてくれた扉の中に入った・・・

「ただ今戻りました。」

レオンがひざまずいて挨拶をしているから
とりあえずよくはわからないけれど
同じようにこうべを垂れた

「あなたが、神谷さんのお嬢さんね?お母様によく似ていらっしゃる・・・」

「???」

「初めましてだわね。私は愛良ちゃんのお父様、俊の母親なんですよ。

で、ここの王様、アロンの母親でもある。

だからレオンは愛良達の従兄弟になるんだけど・・・」

(えっ???ってことはレオンのお祖母さん???

お母さんでも通りそうですけど???)

「あっ、レオン、まだ言ってないの???

僕達は魔界人だから老けることはないんだ・・・

俊や蘭世ちゃんは人間界でも住めるようにある程度は調整しているけどね。」

(えっ???私今口に出してたっけ?)

「それと人の気持を読むくらいは王家の者にとっては簡単なことなんだよ。」

(マカイ国って人間じゃない人の国ってこと???

身分とかの問題じゃないじゃない???)

「父上、夢々が混乱してしまうので
心を読むのはご遠慮願いたいんですが・・・」

「レオン、そうやって隠し事ばかりしているから
夢々さんも不安になるのよ」

「レオン、君はゆくゆくは魔界の王様になる。

その妃となる者が魔力が全く無いと言うのも困るんだよ」

「夢々に魔力が無かったって、僕が持っているんだから問題ないんだ!!!

僕が夢々しか好きになることができないんだから、仕方がないでしょ!!!」

バタン!!!

大きな音と共に振り返ると隣にいたはずの夢々の後ろ姿だった

「父上、失礼します。」
最低限の挨拶をしてその後ろ姿を追った



「待って!!!」

どれだけ声をかけても夢々は止まってくれない・・・

やっとのこと捕まえると夢々は泣いているようだった・・・

「どうしたの?」

「レオンのお父さんもお母さんもおばあさんも
私とのお付き合いに反対なんだわ。

そりゃあそうよ、だって身分も無いし
能力だって一切無いもの!!!」

「夢々、君にしか無い能力がある・・・


僕が笑っていられるのも君がいるおかげだ・・・

それだけで十分だろ、ってか重要だろ!!!」

「でも・・・」

「君が僕を愛し続けてくれるって自信を持ってくれる?」

「それだけは誰にも負けない!!!」

「なら自信持って僕の横にいてほしい」

「レオン・・・」

(美咲、私、騙されていなかったわ。愛されていたわ・・・)



二人の影が重なるのを
遠くからそおっと確認しているのが3人

「ほんっと、手がかかる息子だなあ・・・」

「アロン様、もういい年の息子なんだからほっておけばよかったのではないかしら?」

「僕はレオンが本当に好きならば相手は人間でもよかったんだよ。

でも、レオンがいつまで経っても本当のことを言わないから、
夢々さんが不安に思っていただろ?

あのままじゃあそのうち夢々さんから別れを言われていたよ…」

「魔界の歴史もまた大きく変わりますね。」

「母上、父上が知ると怒鳴られそうだけれど
僕はお互いの気持ちが一番だと思う。

兄上と義姉上の二人を見ててもそう思うよ。」

「あの人もわかってくれるわよ。」

「じゃあ、お邪魔虫は退散しましょうか・・・」





作者談

長文、お付き合い頂き、ありがとうございます。

とりあえずレオン王子と夢々の話はいったん終了です。

そのうち構想が出来上がれば
これの俊&蘭世のスピンオフと
レオン王子と夢々の結婚式前後も書きたいですね。

気長にお付き合い頂き、ありがとうございました。



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[2015/01/30 14:07] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
■ The Watershed of My Life Ⅴ ( 夢々 & レオン )
※(要注意!!!)
原作(「いつもときめいて」)より更に後の時期の話です。
私個人のイメージで書いておりますので、
原作者様のイメージとは離れているかもしれません。

それでもと思って下さる方のみ、下記の文章はお読みください。



「あらっ???レオン様に夢々ちゃん、どうしたの?」

愛良のおじいちゃんの家のドアを開けたら
愛良のおばあちゃんに声をかけられた。

「ちょっと地下室をお借りします。」

「あっ、お城に行くのね?どうぞ」

(えっ???お城???

王子様だからお城なのかしら???)

「ほらっ、夢々、滑りやすい階段だから気を付けて降りるんだよ」

考え事をしているうちに気づいたら目の前、いや足元に
下へ降りる階段が現れていた・・・

確かに滑りやすい階段に気を付けながら一番下まで降りると
そこは廊下に沿ってたくさんの扉、
それも重そうな扉がズラリと並んでいた

それを見た瞬間にずっとず~っと昔にこの光景を見たことがあるような気がした・・・

それも何となく嫌な思い出だったような気がした・・・

(でも、愛良の家ならばともかくおじいちゃんの家なんて
初めて上がらせてもらったし、
おじいちゃんもおばあちゃんも小学校の運動会などで
会っただけのはずだから
見たことがあるはずもないんだけどなぁ・・・)

「ここだよ」

ハッと気づいて顔を上げると
その重たそうな扉の一つが開けられていて
その先には霧に包まれた道が続いていた・・・

そして気づいたら目の前に馬車が現れた・・・

(今どき馬車???

どこかの王室の結婚式でテレビでは見たことあるけれど
現物を目の前では見たことないわよ・・・)

「ほらっ、夢々、足元に気を付けて・・・」

手を差し出されて、戸惑いつつも馬車に乗った・・・


しばらく馬車が進んでいくと
目の前に愛良のおばあちゃんが言っていた通りに
今までテレビでしか見たことがないようなお城が見えてきた・・・

「レオン?」

不安げな私に
「ここが僕のおうちだよ。行ったことが無いって不安がってたじゃない・・・」

「こんなすごいところが???」

(私の家だって大きい方だけれど、そんな比べものにならない・・・)

「マカイ国の王子だって言ってたよね?」

(そうだけど・・・日頃そんな感じがないんだもん・・・

私、とんでもない人と付き合ってる???

釣り合いっこないし、別れた方がいいのかな?)

「とりあえず僕の両親にも会ってほしいんだ・・・」

「えっ???」

(レオンはこの不釣り合いを何とも思わないの???)

「夢々は夢々だから、そのままで会ってほしい・・・

自信持ってほしいから・・・」

あまりに真剣な眼差しに黙って頷くしかなかった・・・





作者談

今どき家柄が違うや身分が違うなどで結婚できないなんて言いたくないけれど
どうしても家柄や身分が違うと片方は気後れしてしまう部分があると思います。

それをなくしていけるのはもう片方なわけで・・・

レオンにその大役ができるかどうか・・・
[2015/01/29 10:43] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
■ The Watershed of My Life Ⅴ ( 夢々 ⇒ レオン )
※(要注意!!!)
原作(「いつもときめいて」)より更に後の時期の話です。
私個人のイメージで書いておりますので、
原作者様のイメージとは離れているかもしれません。

それでもと思って下さる方のみ、下記の文章はお読みください。



夢々が大学時代の友人と楽しんでいたティータイムを終えて
家に帰ってきたところ
門の傍の電柱の隅に
恋人の姿を見つけた。

「あらっ?レオン?どうしたの?今日は約束していた?ごめんね、友達に会ってたから・・・」
(今まで約束してデートなんて数えるほどしかしたことがないけど・・・)

「ううん、僕が夢々に会いたかったんだ・・・

突然来て、ごめんね。」

「大丈夫よ。家に上がる?」

「いや、ちょっと僕に付いてきてもらってもいい?」

「じゃあ帰りが遅くなることだけ言ってくる・・・」

お母さんに帰りが遅くなりそうだとだけ言って
鏡の前で自分の姿をチェックして
家を後にした。

「どこへ行くの?」
何度聞いてもレオンは答えてくれなかった・・・

ひたすらテクテク歩いていく横を
私は半分走りながら付いていくと・・・
着いたのは愛良のおじいちゃんの家だった・・・

(そう言えばレオンは卓お兄様と愛良の従兄弟だったっけ?

でも、あまり従兄弟だって言わないから
お母さんは遠い親戚だって蘭世おばさんから聞いたって言うし・・・

よくわからないのよね???)

「夢々、今から僕の家に行こうと思う。

ちょっと驚くことがあるかもしれないけれど
僕に付いてきてくれる?

僕が夢々を守るから、信じてくれるか?」


いつにない真剣なまなざしに
私は頷くしかできなかった・・・

(でも、レオンの家に行くのにどうして愛良のおじいちゃんちなの?

一緒に住んでるってこと???

確かに大きな家ではあるけれど・・・)

レオンが待ち伏せをしていたのを見て
今日こそは彼に真相を聞こうと思っていたけれど
頭の中のクエスチョンマークが増えるだけだった・・・





作者談

曜子がココとレオンに初めて会った時に
「従兄弟って俊に兄弟いたっけ?鈴世のとこはまだだし・・・」
みたいなセリフを吐いて蘭世が
「遠い親戚の子」
って答えていたから
まだ曜子にとってレオンは蘭世の遠い親戚の子なんだろうなと・・・

夢々にとっては初恋の卓が愛良が従兄弟って言っても否定しなかったから
従兄弟なんだろうなと。
(初恋の力は強力です。)

大人になってその矛盾に気づき
何も知らないと気づいたんでしょうね。

予定では後2話です。
(ひょっとしたらスピンオフ的に俊&蘭世を書くかもしれないからそうなると3話です・・・

でもこのスピンオフがうまく文章にならない・・・)

長文ですが、もう少しお付き合いを・・・
[2015/01/28 14:21] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
■ The Watershed of My Life Ⅳ ( 夢々 )
※(要注意!!!)
原作(「いつもときめいて」)より更に後の時期の話です。
私個人のイメージで書いておりますので、
原作者様のイメージとは離れているかもしれません。

またオリジナルキャラも出てきます。

それでもと思って下さる方のみ、下記の文章はお読みください。



「え~、そんなにその人のことを知らなくて
彼女って言えるの?」

「シッ!!!美咲、声が大きい!!!」

「だってぇ、家を知らないんでしょ?

親にも会ったことがない・・・

どっかの国の王子様らしいけれど
その国も地図に載っていない・・・

そんなんあるはずないでしょ?

夢々、絶対に騙されてるわよ。

あなたってしっかりしてそうで、
白馬の王子様を待ちそうなタイプだから
うまいこと言って騙されてるって。」

「そんなことないと思ぅ・・・」

久々に大学時代の友人に会って
ちょっと恋の愚痴を言ったら
返ってきた言葉がこれだった・・・

確かに私は彼をよく知らない。

マカイ国の王子だとは聞いているけれど
どんな地図を見てもマカイ国が載っていない・・・

自宅にも行かせてもらったことがなく
「僕の家は遠いから、姉上の家ならばいいよ」
と言われたことがあるけれど、
なにが楽しくて初恋の人の結婚した家に行くのよ???

と言うわけでいつもデートは私の家に迎えに来て
後は映画館やお食事やカラオケと言った
デートの定番をして
その後また送ってもらうって
この繰り返し・・・

メールアドレスも教えてはもらったけれど
携帯電話は持っていないからって
今どきパソコンのメールアドレス・・・

電話番号も知らない。

なのになぜか無性に会いたい!!!って思ったら、
家のチャイムが鳴ってそこからデート・・・

何をもって付き合っていると言うかは人それぞれかもしれないけれど
これって付き合っているって言えるのかしら???

付き合い始めのきっかけの時は
「マカイ国にお嫁に来てくれますか?」
ってプロポーズらしきことをしてくれたけれど
それ以降5年以上付き合っているけれど
正式なプロポーズも無いし
やっぱり私って騙されているのかなぁ?

よしっ!!!今度会った時には必ず真相を突き詰めてやるんだから!!!




作者談

レオンの話の少しスピンオフの部分を書いてみました。

ちなみに美咲と言うのは夢々達が生まれた1994年の女の子の名前の1位です。
(それだけで名づけてます。)

パソコンのメールアドレスは送信したら
卓の家で受信できると言う形で。

それをココがチェックして
レオンに連絡と言う形で。

夢々にしてみれば
自分の恋メールを
初恋の恋敵が読んでると知ったら
どうなんだろう???

書いてから自分なら嫌だなぁと思ってしまった・・・
(オイオイ)


追記:格納場所が間違っていたので格納しなおしました。
[2015/01/27 15:13] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
■ The Watershed of My Life Ⅲ ( レオン ⇔ 俊 & 蘭世 )
※(要注意!!!)
原作(「いつもときめいて」)より更に後の時期の話です。
私個人のイメージで書いておりますので、
原作者様のイメージとは離れているかもしれません。

それでもと思って下さる方のみ、下記の文章はお読みください。



「あらっ?レオン君、お久しぶりね。」

「伯母上、お久しぶりでございます。相変わらずお美しいこと、とても50歳を過ぎているとは思われないです。」

「レオン君も、相変わらず口のうまいこと。アロンに似たのかしら???」

「・・・・

ところで伯父上は?」

「まだジムから戻ってきてないんだけれど、急用かしら?」

「いえ、ちょっとお聞きしたいことが・・・

いえ、まずは伯母上からお聞きします。

伯父上と初めてお会いになった時は伯父上はまだ魔界人として目覚めていなかったとお聞きしています。

それでも伯母上は伯父上のことが好きだったと。

人間と魔界人と言う不安は無かったんですか?

その時伯父上は伯母上が魔界人だと知っていたんですか?」

「もちろん隠していたわよ。

モンスターだと気味悪がられたり、嫌われたりしそうだもの。

でもね、一度だけ夢の中で本当のことを言ったことがあるの。

ただすぐに魔界人として生まれ変わっちゃったから
彼は覚えているかどうか怪しいけれど・・・」

「その時、伯父上はやっぱり嫌いだとか言ったんですか?」

「いいえ・・・」

バタン!!!

大きな音と共にリビングのドアが開いて
文字通り飛び込んでくるように伯父上が入ってきた

僕は伯父上の顔が赤いような気がしたけれど
それが照れなのか怒りなのか、はたまた走ってきたからなのか
何なのかがわからず
とりあえず挨拶をした。

で、本題と聞こうと
「伯母上、結局どんな反応だったんですか?」
と話を促してみたんだが…

「それはヒ・ミ・ツ」

「えっ???」

「夢々ちゃんのことなんでしょ?

彼女なら必ずわかってくれる

気味悪がったりなんかはしないわよ。

これは自信持って言える。

でもね、彼女があなたと結婚すると言うことは
今までとは違う人生を歩むと言うことなの。

人間同士、魔界人同士の結婚でも
それまでとは違う人生を歩むんだけれども
それとは一味違った、想像以上の違った人生を歩むことになるの。

それをあなたが支えてあげられると思うならば
まずは真実を話してあげることから始めないと。」

「はい。」

「彼女もたぶんあなたの態度に不安を感じているはずだから
真実を話してもらえるだけでも
前に進むはずよ。

大丈夫だから。

大事なのは二人の気持ちよ。」

「わかりました・・・」

「いいお話を待ってるわ。」


聞きたい話をはぐらかされたような気がしたけれど、
伯父上と伯母上の応援を背に
僕は夢々の家に向かうことにした




作者談

もちろん、あの夢の話は飛び込んできた俊がテレパシーで止めたと言うことで・・・

もう少し話にお付き合いください。


追記:題名を都合上変更しました。
[2015/01/26 15:10] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
■ The Watershed of My Life Ⅱ ( レオン ⇔ 卓 & ココ )
※(要注意!!!)
原作(「いつもときめいて」)より更に後の時期の話です。
私個人のイメージで書いておりますので、
原作者様のイメージとは離れているかもしれません。

それでもと思って下さる方のみ、下記の文章はお読みください。



「レオン、珍しいわね、我が家に来るなんて。」

「姉上、相変わらずお美しい。お子がいるとは思えないですね。」

「あなたのお世辞を聞く暇は無いわよ。

あなたもそんなこと言うために、デートをほっぽって人間界に来たわけではないでしょ?」

「お子をお産みになって勘が鋭くなりましたね。

・・・・・・・・・

姉上も17歳の誕生日に花婿候補がたくさん集まっている中を
逃げ出しましたよね?

あの時の候補者たちはみんな魔力が強かったんですよね?」

「う~ん・・・あまり詳しいことは知らないけれど、
たぶん王家の婿になる人だから強かったでしょうね。


あ~夢々さんのこと、
人間だからダメとでも言われた?」

「はい・・・

父上も母上も口を揃えて人間じゃあダメだって・・・

魔界人の中には人間と結婚している人もいるのに・・・」

「それはあくまでも一般の魔界人の話でしょ?

お母様は早くからお父様の結婚相手にと決まっていたみたいだし、
あの俊お義父様にだって結婚相手をって話はあったようよ。

蘭世義母様は魔力としてはそれほど強いものではないし・・・」


「えっ???それマジ?」

「あらっ、卓、いつの間に帰ってきたの?」

「たった今だよ。

そんなことより親父にお袋じゃない誰かと結婚話があったのか?」

「お父様から聞いただけだけれど、
蘭世お義母様の魔力があまり強くないからって
大王だったお祖父様がふさわしい女性をって探していたみたい。

大妃のお祖母様が俊には蘭世さんしかダメだって言い通して
俊お義父様の耳にはお入れしなかったみたいだけれど
お祖父様は私のお父様にどう思うかって聞いたみたいよ。

お父様もその頃は蘭世お義母様のことが好きだったらしいから
自分の方に向いてくれるならばって思って
話を進めたら?って言ったら
お祖母様に考えを読まれて怒られたみたい・・・

最後は指輪の力を超えて魔界を救ったと言う意味で
魔力とは一味違う、並大抵でない能力を持っている女性と言うことで
お祖父様の肩を持っていた方達も納得したみたいだけれど・・・

そのくらい魔界の王家の結婚は大変なのよ。」

「ってことはお前も俺が従弟じゃなかったら反対されてたってか?」

「う~ん・・・

普通に人間に恋をして結婚したいって言ってたら
どうぞとは言われていなかったでしょうね。

ましてや、レオン、あなたは将来王様になるのだから。」

「それでも僕は夢々しか考えられないんだよ。

魔力は無いけれど、あの芯がしっかりしている点は他の女性にはないから。」

「レオン、でもあなた、まだ夢々さんに自分が魔界の王子だと言っていないんでしょ?」


確かに、僕は魔界人の中でも見た目は人間と変わりないこともあって
魔界人であることすら言っていなかった。

ましてや王家の中でも王位継承権第一位であるなんて言ってしまうと、
彼女がどう思うか、王妃になんてご勘弁と別れを告げられてしまうんじゃないかと
どうしても言うことができなかった・・・

「まずはそこからでしょ?」


姉上はご結婚前までは大丈夫?って心配するくらい
世間知らずな部分があったように思っていたけれど
ご結婚してご出産もして
妻として母として強くなったような気がする・・・

「僕の気持ちが変わることは無いから、
まずは夢々に魔界の王子だと言ってみることから始めるよ。」

「あっ!!!レオン、まずは俺の親父とかに聞いてみたらどうだ?

お袋は生まれた時から魔界人だけれど
親父は生まれてすぐに魔力を封じられていたから
お袋と出会った時は人間だったよ。

夢々のお袋さんとかをよく知ってるしさ。

いいアドバイスをもらえるかもよ。」

「ありがとう」

そうか、伯父上と伯母上は人間と魔界人として出会っていたんだった。

その頃の話も聞けるかもしれない。


僕が妃として夢々を迎えたい気持ちには揺るぎがないんだから
その自信を持って、更なる自信を得るために
伯父上の家に行くことにする。

夢々、必ずいい結果を持って会いに行くから
待っててよ!!!





作者談

俊に蘭世以外の魔力の強い女性をって言う話は
恐れ多いことかもしれませんが、イメージとしては皇室です。

他の国々の王家もそうですが、
一般人が嫁げるようになったのは
ごくごく最近であるのが多いので・・・

俊と蘭世のその部分の話は後日できればいいなと思いますが
恥ずかしながら今現在うまく文章になっていません。

まずはレオンの話をまとめる方に頑張ります。

追記:題名を都合上変更しました。
[2015/01/24 20:15] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
■ The Watershed of My Life ( レオン )
※(要注意!!!)
原作(「いつもときめいて」)より更に後の時期の話です。
私個人のイメージで書いておりますので、
原作者様のイメージとは離れているかもしれません。

それでもと思って下さる方のみ、下記の文章はお読みください。



僕の名前はレオン。

魔界の第一王子で王位継承権第一位だ。

言うまでもなく魔力を持っている。

父上や伯父上などのように僕より強い魔力を持つ者もおるけれど
王家の血筋を引いているから
魔界の中でも僕の魔力は強い方だ。

そして将来は王様になることも定められていて
現在はそれの勉強もしている。

そんな僕の目下の最大の悩みは結婚相手である。

5年以上前から人間の夢々と付き合っている。

気が強いけれど、でも芯が通った、
しっかりした女性で
僕は蜘蛛の糸に捕まったかのように離れられないと思っている。

だけど、父上も母上も夢々のことを
結婚相手としてはちょっと困ると言う。

魔界を統べる者の伴侶として
場合によっては一緒に統治する場合もあるのだから
人間では困ると言うのだ。

彗星騒動の一件で魔界と人間界の交流も始まり
人間と結婚をした魔界人もいるというのに
王子はまた違うんだと言う。

メヴィウスからも同じことを言って、釘を刺してきた。

でも、俺は夢々が好きなんだ。

伴侶と言うのは一生添い遂げたいと思うことが一番なんじゃないか???

そう思ったらいてもたってもいられず
僕は姉上の家に転がり込むことにした・・・




作者談

初めて原作には書かれていない内容を書いてみることにしました・・・

いつものように長くなりそうなので分割します。

「いつもときめいて」で蘭世が夢々とレオン王子が付き合っていると言っていますが、
蘭世がまだ人間だった俊とのお付き合いに猛反対された以上に
王家の魔界人がそれも確実に次は王様になるレオン王子が
人間と結婚するには山あり谷ありなんてレベルじゃないなって思ったのが
今回の文章です。

蘭世と俊も山あり谷ありでしたが、
種類が違う山あり谷ありを頑張って書きます。
[2015/01/23 20:25] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
Our Descendant ( ジャン & アレン )
私の名前はジャン

ついこの間父上から魔界の王位を継承し
ランジェと結婚式を挙げた。

双子の弟、アレンとは仲がいい兄弟だと思っていた。

一緒に狩りに出たりもしていたし・・・

冥界からの侵略者ノーゼが現れるまでは
仲がいいと思っていたんだ。

そのノーゼの謀略によって
魔界が支配されそうになった際に
アレンの本心が見えたような気がする

俺に対する嫉妬もランジェに対する恋心も・・・

だけどその時の俺にはアレンに向き合う時間が無かった…

冥界からの侵略はとりあえず食い止めたが
代わりに俺が魔界人としての能力を失ってしまったことに気付いた。

魔界人でないものが魔界の王として君臨することはできない。

だからアレンに王位を継承してもらうことにした。

その時に久々にアレンと向き合うこととなった。

「兄上、魔界人でなくなってしまったって本当なの?」

「ああ

だから、魔界はお前に治めてもらいたい」

「彼女はどうするの?」

「ランジェも悩んだと思うんだが、
人間になって俺に付いてきてくれることになった。

ただお腹の中に子供がいて
この子供には魔界人としての能力が残るらしい。」

「人間界で魔界人が生活するのは大変なんじゃないか?

まして兄上も義姉上も人間になってしまっているんなら。」

「俺は冥界人は必ず復活してくると思っている。

もちろん復活したら魔界を侵略することを企てるだろう。

その時に魔界だけでなく人間界にも戦おうとする者がいてもいいんじゃないかって思ってる。

その戦いが今すぐなのか
俺もアレンも、今回の戦いを知っている者も誰もいないような
そのくらい先の話なのかはわからないが・・・

それでも今度こそハッピーエンドになるような
そんな未来を俺は人間界で待つことにしたい・・・」

「わかった」

「アレン、魔界の歴史として今回のことを書くかもしれないが
それは辞めとけ。」

「えっ???」

「今すぐ冥界人が復活したら
状況を知っている者ばかりだから問題ないだろう。

でもず~っとず~っと先の復活になったら
誰も知らない者が
王家の先祖が絡んでいたと知って
その時の王家に忠誠を誓えると思うか?

だから何も書くな。

俺は俺の子孫に今後戦うことになるかもしれないから
真実を書いておく。

ただし、魔界でしか読めないようにヘガーテに封印をしてもらう。

俺の子孫が戦う時には必ず魔界が絡むだろうから。」

「・・・

王家への忠誠が揺るがないような内容にはするが
何も無かったことにはできない

ジャン、お前の子孫と僕の子孫が一緒に戦うことになるならばなおのことさ。

これは新王としての命令だ。」

「わかったよ。」

「兄上が人間界へ行っても僕はずっと傍にいる。

魔界人と人間であっても兄弟には変わりがないのだから。」

「・・・ありがとう」

「いつまでも義姉上とお幸せに・・・」

「(照)

お前も早く見つけろよ。」

兄上、いつのことになるかわからないけれど
僕の子孫と兄上の子孫が出会った時には
僕たちのように仲がいいといいな




作者談

時期は言うまでもなく2,000年前。

人間になってしまったジャンがランジェと一緒に人間界に行くその直前くらいです。

魔界にあった方の本に真実が記載されていなかったのには
ジャンの意向もあったのではないかって
勝手に思ってます。

それにしても題名と話のスタートの仕方が難しい・・・
[2015/01/22 12:46] | ときめきトゥナイト (それ以外) | コメント(0)
The Shape of Happiness ( 鈴世 ⇒ 俊 & 蘭世 )
僕のお姉ちゃんはびっくりするくらい一途だと思う。

人間界で中学校2年生にあたる年に
急きょ中学校に編入したと思ったら、
真壁のお兄ちゃんに一目ぼれをしてしまった。

初めは真壁のお兄ちゃんは普通の人間だったから
お父さんとお母さんは大反対だった。

僕はなるみちゃんと言う人間に出会って恋をしたし
お互いの気持ちが大事だと思っていたけれど
大人の考えではそうはいかなかったみたい・・・

でも真壁のお兄ちゃんも実は魔界人で
それも王子様だとわかってからは
お父さんとお母さんの反対は無くなっていたようなきがする。

でも、ここからが山あり谷ありで
とんでもない大きな波にお姉ちゃんも巻き込まれていた。

と言うより僕からしてみれば山だった時はいつ???って気がするんだけど・・・

だから随分前にお姉ちゃんに聞いたことがある

「お姉ちゃんって、今、幸せ?」

しばらく考え込んでいたのか沈黙が続いていたけれど…

「あのね、鈴世、幸せの形って一人一人違うと思うの。

鈴世から見ると私が幸せなのかどうかがわからないだろうけれど
真壁君が傍にいてくれるし、私自身は幸せよ。」

と答えが返ってきた


今一つ理解ができなかったけれど、二人が無事に高校を卒業し
お兄ちゃんもプロボクサーとして着々と日々を過ごしていたある日
たまたまお兄ちゃんと二人きりになった時に
今度はお兄ちゃんに聞いてみた

「真壁のお兄ちゃん、今、幸せ?」

「ああ」

(あれっ?こっちは即答だ)

「それはやっぱりプロボクサーになってもうすぐベルトに手が届くから?」

「・・・」

(あれっ?今度はダンマリ)

「僕の考え、間違ってた?」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「あの・・・」

「あのな、鈴世、幸せってのは一人一人感じ方が違うはずなんだ。

だけど、俺はアイツが横で笑っていてくれるならばいつでも幸せなんだ。

ベルトよりも何よりもな。」

と、そっぽ向いてお兄ちゃんは答えた。

「あっ!!!」

「なんだ?」

「お姉ちゃんも昔同じようなことを言ってたような・・・」

(照)

「じゃあ、僕は僕なりの幸せを探してみるよ。」

さっきの真壁のお兄ちゃんの答えを聞いて確信したような気がする。

今まではお姉ちゃんの彼氏と言うだけだけだったから、
だから真壁のお兄ちゃんとかって呼んでいたけれど、
お義兄さんって呼べる日が
そう遠くないってことが。

二人の幸せが同じ形ならば
この先何があっても大丈夫な気がする





作者談

イメージは俊のプロポーズの少し前です。
(7月初旬くらい?)

何を幸せと感じるかは人それぞれですが、
同じものを幸せと感じることができるカップルは
永遠に愛し合える気がしてます・・・



[2015/01/21 12:51] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
The Secret Will Not Be No Longer the Secret  ( 流水 )
とうとう言っちゃったのね・・・


イアンとクリスとの対決に勝った代償として
私たちに残された時間はあと少しに迫っていた・・・

私と流風のこの身体が元の状態に戻れるようにと
注射を打ってもらって
今は体調管理をしつつ
ひたすら時間が過ぎるのを待っているだけ・・・

ふと視線を動かした際に
私の片割れの流風と
欲してやまない克之さんが
話をしている姿に気づいてしまった・・・


そして私が克之さんを引き留めるために
ただそれだけに作った秘密を
流風が知ることになった

元に戻った私たちに
隠し事なんて無いようにって言う
克之さんの計らいのようだけれど・・・

私が元に戻ったら確かに秘密なんて無い方がいいって思えるかもしれない。

でも、今の私には・・・

克之さんをつなぎとめる物ならば何でも欲しいし
邪魔をする物は何であっても目の前から消えてほしい!!!



自分の奥底の鬼の部分を見たようで
まるでカミナリの直撃を受けたようなショックを感じた。




作者談

克之が自分の意志とは関係なく
流水と関係を持ってしまったことを
流風に告白しているところを
流水が影から見ている辺りですね。

流風は二人を許したようですが、
流水にしてみれば
めっちゃ大事にしていた最後の切り札を
自分ではなく自分が愛する男性に切られてしまったわけで・・・

でも心の奥底では理解していたような気もするので。
[2015/01/21 10:23] | 海の闇 月の影 (原作の時期) | コメント(0)
What Is the Warmest ? ( 俊 )
「ねぇ~、今日のお夕飯は私の家で食べない?」

去年の夏にアイツの親の見ているところでプロポーズをし
後3ヶ月足らずで結婚式を迎える今、
正式に婚約者となったアイツがこんな提案をしてきた・・・

確かに婚約者だし、言っている間に家族になるわけだし
別にアイツの実家で食べるのが嫌なわけではない。
(多少緊張はするが・・・)

ただ、わざわざ言ってくるのが怪しい・・・

イベント好きなアイツのことだ

何を隠してるんだ???

クリスマスは終わった、と言うよりお正月も済んだ・・・

成人式も終わったはず、と言うより今年は21歳だからもう関係ない。

バレンタインは2月だよな???

アイツの家族の誕生日はいつだったっけ???

昨年、一昨年と一生懸命思い出したが、
誕生日パーティーをこの時期にした覚えはないぞ。

アイツがらみの記念日関係か?

めったに使わない頭をフル回転させたが
それらしき答えは浮かばなかった・・・

が、ここで「嫌だ」と言うのも後々面倒になりそうだから
「いいよ。」としか言えなかった・・・



で、アイツの家で普通の夕飯を頂いた。

確かにおいしいですよ。

アイツの料理の腕の大本はこのおふくろさんだなと疑いようのないくらい
おいしいし、プロボクサーの俺を考えて
カロリーも高くないものにしてくれている・・・

が、今日は何の日だったんだ?

パーティーらしい雰囲気も無かったし、料理もごくごく普通・・・

アイツの思考を読めば簡単だが、読まない約束をしているし
大声(?)では今日は考えていないから、
読む気が無い限りは読めない・・・

しょうがない、後々のことも考えて
ここはアイツに正直に聞くか・・・


「なぁ、今日って何の日だ?」

「えっ???」

「いや、お前がわざわざ家で食べようって言ってくることないだろ?
だからなんか特別な日かと・・・」

「プッ」

「・・・・・(怒)」

「怒らないでよ~。
今日は別に特別な日ではないわよ。

しいて言えば暦の上では『大寒』なのよ。
1年で一番寒いと言われる日。

真壁君のあのアパートじゃあ、風邪をひいちゃいそうじゃない?

そうじゃなくても脂肪分の少ない身体をしているんだし・・・

スポーツ選手、身体が資本だから・・・」

「(はぁ~)」

「あっ、呆れちゃった???」

「いや、サンキュ~」


世間のカップルはイベント事を忘れてたとケンカになることも多いらしい・・・

だから俺は気にして聞かなかったのだが、
アイツはちゃんと俺が疎いことをわかってくれてたんだ・・・

でもな、覚えとけ、
俺はお前がいればいつでも心の奥底が温かいから
風邪なんかひかないんだよ!!!





作者談

今日は大寒ですねえ。

インフルエンザも蔓延しているようです。

俊はやっぱり体脂肪が少ないから人より寒いんですよね?
(勝手な憶測)

身体が寒くても心が温かければ
最終的には問題ないと思うんですが・・・
[2015/01/20 10:57] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
I've Wanted Your Answer for A Long Time ! ( 蘭世 )
昔、主人が生まれ変わって成長している時に
「おれも・・・好きだった?」って聞かれた。

その時は自分の気持ちには自信持って答えられたけれど
主人の気持ちはサッパリわからなかった・・・

だから「大きくなった時聞かせてね」って約束したよね?

確かにその時「たぶん・・・きらいじゃなかったと思うよ」って
答えっぽいことは言われたけれど
たぶんは所詮たぶんだよね・・・

無事に大きくなりましたけど!!!

大きくなったどころか、私たちの子供も成長し、
孫もできましたけど!!!

なのにどうして口に出して言ってくれないの???

お父さんの作家40周年のパーティーでも
「一生に一度くらい・・・」って言ったのに
口封じされちゃった・・・

もしかして本当に一生に一度しか言わないつもりじゃないでしょうね???

テレパシーなんかじゃなくて
ちゃんと声に出して言ってほしい!!!

いつ言うの?
今でしょ!!!




作者談

「My Answer」を蘭世目線で書いてみました。

しかも締めくくりのセリフは今さら感があったかも・・・
(語彙力が無くてごめんなさい・・・)

そう言えば「いつもときめいて」で
蘭世が「一生に一度くらい」って言っちゃっているから
本当に永遠の眠りにつく直前の一度しか言わなかったりして・・・

気持ちを素直に表現するって難しいですよね?
非常に大事ですが・・・

そう言えば蘭世って第三者に俊のことをなんて呼んでるんだろう?

俊なんて呼ばないだろうし、旦那なんて言い方はしないような気がして
とりあえず主人にしましたが・・・
[2015/01/18 16:46] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
My Answer ( 俊 )
俺が生まれ変わって二度目の人生を歩んでいる時
アイツに生まれ変わる前の俺が好きだったかどうかって聞いたことがある。

アイツは真っ先に「どうだったと思う?」と聞き返してきた。

その時の俺は8歳までの記憶しかないから
めちゃくちゃ考えたけれど確証は無かった…

で、アイツが
「大きくなったら答えを聞かせてね」と言ってくるから
俺は去り際「たぶん・・・きらいじゃなかったと思うよ」と答えた。

その時の答えは俺に確信があったわけではない。

ただ単に直感に従って答えただけだ。

そして大きくなれば必ずアイツに答えることができると思っていたんだ。

そこから山あり谷あり色々あったが、
結婚をし二人の子供にも恵まれ
それぞれが独立し孫もできた・・・

老けることもない俺たちは
短かった新婚生活のような甘い二人での生活を満喫しているが・・・

この前義父の作家40周年パーティーが江藤家で開かれた際に
アイツに「愛してる」って言われていないって言われた・・・

言ったことがないわけではないはずだが、
アイツの言う回数に比べたら雲泥の差。

あの8歳の俺に会えば
習いたてのボクシングパンチを食らってしまうんではないかってくらい
俺は愛をアイツに囁いたことが無い…

結局口封じのキスが精一杯だ・・・

一応俺の気持ちが伝わっていないわけではないようだが、
しまいに俺が愛想つかされるだろうか???

まあ、永遠の時があるから
いつかはきっと口に出して言える。

だから今はテレパシーで勘弁してくれ

「いつも愛してるよ。蘭世。」




作者談

時期としては「いつもときめいて」の頃です。

よくよく考えたら8歳の俊の方が素直だったんですよね?
(まあ8歳でひねくれていてもかわいげないですが・・・)

もちろん気持ちが全く伝わっていないわけではないでしょうが、
女性としてやっぱり口に出して言ってほしいでしょうね。

永遠の時があるわけですから、
顔かたちは成長する(老ける)ことがないわけですから、
せめて内面は成長していただきましょう。
(二人とも)

追記:少し手直ししました。
[2015/01/17 19:29] | ときめきトゥナイト (第3部以降) | コメント(0)
The Coming-of-Age Ceremony ( 楓 )
世間は師走に入り
年末年始に向けて多忙と言われる時期になった。

私もなんとなくだが忙しい日々を過ごしていた。

でも今年の年末年始は一味違う。

冬休みが終われば
すぐに成人式を迎える。

誰もが一生に一度しかないイベントごと。

だから女の子は振袖を着て着飾る。

蘭世に真壁君と一緒に行くのかを聞いたら
真壁君からアルバイトだからと言われたと言う返事があった。

でもたぶん蘭世のことだから成人式に一緒に行きたいとか言わずに
ただ単にその日が空いているかしか聞いていないんだと思う。

あの娘はこちらが呆れるくらい真壁君に気を使う。

「私と違って生活費を稼いでいるから」とか
「ボクシングは彼の将来の仕事だから」とか。

でも私にしてみればたま~に我がままを言うのはありだと思うんだけどな・・・

なんてたって彼女なんだもん。

ほんと、健気なんだから。

ここは私がひと肌脱ぎましょうか…

蘭世がナンパでもされた日には私の命が縮まりそうだし・・・

ほんっと、あの二人は世話が焼けるわ




作者談

真壁君に成人式の話をする数日前の楓です。

実は真壁君を待ち伏せしていたって言うパターンで。

蘭世からしてみれば真壁君の愚痴って
楓ちゃんにしか言えないような気がして・・・

(神谷さんは無理だろうし、ゆりえさんは何となく愚痴ったりするような相手ではない気がする・・・)

周りから見ればイライラするような二人でも
当の本人たちはそれどころじゃないんですけどね。
[2015/01/15 20:47] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
My Sisters ( 流風 )
私には二人姉がいる

正確に言えばいたが、この世にはいない・・・

一番上の姉は流衣子と言った。

4歳年上で私に甘い両親に代わって
私と真ん中の姉を怒るのは
一番上の姉の仕事だった。

怖いと思ったこともあったが、
今思えば愛情たっぷりに叱ってくれていたと思う。

私と真ん中の姉の都合に振り回され
結局イアンとクリスに殺されてしまった・・・

真ん中の姉は流水と言った。

私と双子であんなことがなければ、ず~っと仲がよかったと思う。

流水は私が殺してしまった・・・

それがベストだったかどうかは今でもわからない・・・

ただあの騒動の幕引きは私がしなければならないと思っていた。

私の両親は騒動が収まったら3人の娘のうち2人も亡くなってしまい
そのショックは計り知れないものだった。

子供に先立たれる親の気持ちは当事者にしかわからないのだろう。

ただ2人の死亡の細かい状況が伝えられたのは
騒動が収まってから随分経過してからだった。

特に流水の死亡状況に関しては
私の口からも言いづらく
何度ためらったことか・・・

それでもいつまでも隠し通せるわけでもなく
克之と2人でゆっくりと事実を伝えたら
最終的にはわかってもらえたように思う。

「流風も辛かったんでしょう?」と一言だけ言われ
私は涙を止めることができなかった・・・

二人の姉の分まで幸せに生きていくこと、
これが私に課せられた使命だと思う。

だから、お姉ちゃんたち、天国から見ててね!!!




作者談

流水と流風の両親からしてみれば
流水に操られてよくわからない間に
娘を二人殺されているわけで・・・

ショックはとてつもなく大きかったと思う。

それでも最終的には理解してくれそうで・・・

流風の辛さは少し和らいだと思います。
[2015/01/15 12:23] | 海の闇 月の影 (原作より後の時期) | コメント(0)
The Coming-of-Age Ceremony ( 俊 )
いつものように学校からジムへ走って向かっていると

「真壁君!!!久しぶり」
と呼び止められた

「よぉ、小塚。お前の卒業式以来か?」

「そうね、相変わらず忙しそうね。」

「まあな。」

「そんなんだから蘭世も真壁君を誘いにくいのよ・・・」

「えっ???」

「蘭世から聞いてない?1月15日の話。」

(えっと、1カ月くらい前に予定を聞かれたのは1月15日の予定だったっけ?
あまりにも先過ぎて「バイトじゃないか」って答えた気はするが・・・
アイツもそれ以上聞かなかったし・・・
1月15日って誰かの誕生日だったっけ?それともなんかイベントのある日か?)

「まさかと思うけど、1月15日が何の日かわかってないの?
まあ学校じゃあみんなまだ18歳だものね。成人式の日よ。」

「ああ~そう言えば。そんな面倒な式なんて、出ねぇよ。アイツもそこんとこわかってんだろ?」

「でもでも、蘭世は振袖を着るわよ。あの娘、顔立ちが和風だからきっとよく似合うと思うのよ。
と言うことは・・・」

(ナンパでもされたらどうするのよ?あの娘のことだから断りきれないわよ?)

(ゲッ!!!アイツなら確かにキッパリお断りってタイプじゃないな。監視役か・・・)

「でも、その日もジムでトレーニングが入ってんだ。試合も近いし・・・

小塚、悪いんだけど俺は遅れて行くからそれまでのアイツを頼む・・・」

「まあ、真壁君もボクシングが大事だものね。わかったわ、遅れてでも必ず来るって言うならば
それまでは責任もって蘭世を守りましょう。

あと、まさかと思うけどジャージとかで来ないでよ?」

「なんでだよ、式に出ないんだからいいだろうが・・・」

「当たり前じゃない!!!振袖の蘭世の横にジャージで立つわけ?」

「わかったよ・・・」

「じゃあ1月15日に。試合も頑張ってね」




作者談

成人式の1か月前の俊と楓のやり取りです。

俊は成人式なんて興味が無さそうで・・・

しかも誰もが一生に一度きりのイベントですし・・・

私もまだ1月15日に行われていた世代ですが、
今のハッピーマンデーに変わってから成人式をされたお若い方々って
10年、20年、経過してもご自身がいつ成人式をしたか
覚えていられるのでしょうか?
(ちょっと素朴な疑問)
[2015/01/13 13:39] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
The Coming-of-Age Ceremony ( 蘭世 )
2ヶ月前に楓ちゃんから電話があった

「成人式、どうするの?真壁君と一緒に来るの?着付けとヘアセットは?」
と。

「う~ん・・・真壁君、スーツ嫌いだし・・・
あんな堅苦しい式も避けたいだろうし…」

「でも、蘭世の晴れ着姿は絶対に見たいと思うよ!!!誘ってみたら?」


と言うわけで学校の帰り道に送ってもらいながら恐る恐る聞いてみた

「真壁君、1月15日ってなんか予定ある?」

「そんな先のこと聞かれてもなぁ・・・バイトじゃないか?」

「そう・・・そうだよね。」

「どうかしたのか?休みを言えば取らせてもらえると思うぜ。」

「いや、なんとなく聞いてみたかっただけ。

話変わるけど、今日の夕飯は何が食べたい?」


と、結局それ以降も成人式の話ができずに更に1ヶ月経ってしまい、
美容院の予約を入れ、
楓ちゃんに一緒に行こうって誘った。


で、本日が1月15日。

いつもは寝坊する私も今日は朝5時には美容院に行かなくてはならず
お母さんに文句を言われながら
頑張って起きて、美容院へ向かった。

それから楓ちゃんと一緒に会場へ向かうと・・・

楓ちゃんがキョロキョロ。

「どうかしたの?」って聞いても

「何でもないのよ。あけぼの中学校の同級生とか来ていないかなって思って・・・」

と明らかに挙動不審。

何度聞いても同じ答えしかしないから、私は諦めた・・・


成人式は眠気との戦いだったけれど、無事に終了。
(お偉い方々には怒られそうだけれど・・・)

会場から出てくると、楓ちゃんが洗面所に行くと言ったから
通路で待っていたら、全然知らない男の人が
「ねぇ、彼女~。今からカラオケでも行かない?」
って声を掛けられた。

「いえ、いいです。」
って断ってるのに、これがまたシツコイの。

(どうしてわかってくれないのかな?真壁君以外の男の人と行ったって面白くもなんともない。寝た方が時間の有効活用だって)

あまりにもシツコイから着物であるのも気にせず
走り出そうかと思った瞬間、

「俺のツレに何か用?」

と頭の上の方から聞きなれた声が・・・

「えっ?真壁君・・・」
と私が言うが早いか、さっきまでしつこ過ぎて困るくらいの男の人はいなくなっていた・・・


「小塚と来てたんじゃないのかよ?」

「楓ちゃんはちょっと。だから待ってるんだけど・・・
真壁君は成人式ってわかってたの?」

「俺も20歳だからなぁ。式は面倒だから欠席したけれど、
お前の『馬子にも衣裳』を見たかったし・・・」

「もぉ~!!!」


「あっ!!!真壁君、やっぱり来てたのね。
じゃあ、私は帰るからその娘、よろしく(笑)」
と楓ちゃんの声。

「ああ」と言う真壁君の声とともに
私たちはまずは私の家に帰った。




作者談

新成人の皆様、またご家族の皆様、ご成人おめでとうございます。

今はハッピーマンデーで毎年微妙に日付が違いますが、
俊と蘭世の生年月日から考えるとまだ1月15日の時代だと思います。

ちなみにこの日に蘭世が着た振袖が
先日「受け継がれるもの Ⅱ」でココ姫が受け継いだ着物のつもりです。

今日は忙しかったため蘭世目線のみのアップですが、
近いうちに俊目線もアップしたいです。
[2015/01/12 20:38] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
His Unwanted By-Product ( 蘭世 )
彼の名前は真壁俊。

私は彼に一番近い女の子だと思っているけれど
彼女なのかどうかはよくわからない・・・

実は付き合っていると思っているのは私だけかもしれない(涙)

ふと気づくと目の前の彼がジロリと睨んできた・・・

そうでなくても彼は朝から機嫌が悪い・・・

せっかくの久々のデートだとルンルンだった私の気分も
待ち合わせに現れた彼の表情を見て
一気に急降下した・・・

本当は映画の予定だったんだけれど
この調子では更に彼の機嫌が悪くなると考え、
「喉が渇かない?ファーストフード店にでも入らない?」
と無難路線を走ったつもりだったんだけど・・・

「いや、さっき飲んだから要らない」
とつれないお返事。

彼の横を一生懸命歩いていると
当初の予定通り映画館に。

で、予定通りにアクション物の映画を観た・・・

はず・・・

彼の様子が気になって気になって
内容は言うまでもなく
観たかどうかすら怪しくなっている私に
「喉が渇いたし、喫茶店にでも入るか」
と彼に言われ、
映画館の下にある喫茶店に入った。

彼はブラックコーヒー、私はホットレモンティーを頼み
やっと彼の不機嫌の原因を知ることになった。

テーブルの上に置かれたのは
1冊の女性週刊誌。

そこに目立つように
「イケメンボクサー!!!真壁俊の恋人は通い妻!!!」
の題名が・・・

中をめくると
いつのまに撮られたのか私がお弁当を持って
真壁君のアパートの階段を上がる姿が写っていた・・・

彼もプロライセンスを取得し、
取材も何回か受けたことがあるようだが、
あくまでもボクシングの取材であって
こう言うゴシップ系は嫌なんだろうなぁ・・・

いや、そもそも私を勝手に妻(汗)なんかに書いているのが嫌なのかも・・・(涙)

はぁ~

えっ?今度はため息?

「あのなぁ、俺が言いたいのはそんなことじゃない。お前にもう少し危機感を持ってほしいんだ。
俺の周りが取材だなんだって騒がしくなってきているから
これでお前の隠し撮りをしてお前が写っていないとかになると大問題になるだろうが。」

「あっ!!!」

「わかったか???
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
心配しなくても題名が嫌なんじゃない。
近いうちに恋人がつま・・・・」

「えっ???」

「いや、なんでもない。

とにかく気を付けてくれ」

「はぁ~い」

なんかよくわからなかったけれど
真壁君が心配してくれて
ルンルン!!!




作者談

「The Unwanted By-Product」の続きを
蘭世目線で描いてみました。

ちなみに俊からのお仕置きは今回は超不機嫌でデートをするってことで。

蘭世にしてみれば一番の痛手かも。

蘭世も俊の一挙手一投足が気になるくせに
一番大事なセリフは聞いていなかったりする・・・

↑これもある意味お仕置きかな?
[2015/01/09 16:42] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
The Difference ( 今日子 )
私は今年大学生になった。

高校時代から2つ下の克之が好きで好きで
私から交際を申し込み、
現在お付き合いしている。

ただ最近倦怠期なのかなんなのか
克之の態度が変わってきた・・・

それでも私は気づかないふりをしていたんだけどとうとう・・・

「今日子、俺、好きな子ができたんだ。別れてほしい・・・」
と克之から別れを切り出された

「嫌よ!!!私は克之のことが好きなのよ!!!」
とすがったんだけど
「俺は今日子のことよりもその子のことが愛おしい」
と返されてしまった・・・

「その子の名前は?」
と聞いたら
「小早川流風」

「付き合ってんの?」

「いや、今日子と別れていないのにそんな状態で付き合ってほしいとは言えないよ」

「そう、わかったわ。うまくいくのを願ってるわ」

と年上と言うプライドもあって、気持ちを押し殺して引き下がるしかなかった・・・

最近、よくその子の名前が出てくるとは思っていたんだけど
単にかわいい後輩と思っていると思ったのは
私の目も節穴だったのかな・・・

ただ、私は克之が今でも好きだけれど
克之のその子に対する思いは種類が違う!!!
って感じたわ。

私にもそんな人現れるかしら???





作者談

今日子は私の好きなキャラクターの一人です。

大人な対応ができる女性って感じで。

ちなみに現在の私の方が随分年上ですが、
私にはそんな対応できません!!!

[2015/01/09 14:15] | 海の闇 月の影 (原作より前の時期) | コメント(0)
The Unwanted By-Product ( 俊 )
俺の名前は真壁俊、
現在20歳。

職業は高校生およびプロボクサー・・・

諸事情により高校生活は2年遅れている。

最終目標はもちろん世界チャンプだが
まずは日本ランキングに乗ることからである。

ちなみに一部の人には「魔界の王子」もしくは「魔界の現王の兄」と言う職業も知られているが、
基本的に隠すことであり、
プロボクサーとしては非常に邪魔な第二の顔である。

アイツが魔界人でなければ俺はたとえ魔界人に生まれ変わっていても
人間になっていたような気がする。

それはともかく俺はジムの方針もあり
ボクシング雑誌やスポーツ新聞などの取材も受けるようになっている。

苦手だから避けたいのだが、
トレーナーやオーナーが「ボクシングが広まるぞ~。いいじゃないか」
なんて言うもんだから
とりあえずボクシングに関係のありそうな取材は受けるようにした。

あくまでもボクシングに関係のあるものだけなのに
とうとう(???)ゴシップ記事ばかりの女性週刊誌に載ってしまった・・・

「イケメンボクサー!!!真壁俊の恋人は通い妻!!!」
と言う色々とありがたくない題名とともに。

しかも表紙に大きめの字で題名を書いている状態。

トレーナーがにやけた顔で雑誌を見せに来るまで知らなかった俺も俺だろうが、
俺への差し入れのお弁当を持ってあのボロアパートの階段を駆け上った姿を撮られたアイツも
今まで気づかなかったのか???

文章自体は大まかには合っているが、
「通い妻」は違うだろう!!!

確かに念願のプロボクサーにはなったが
まだまだアイツを食わしていけるレベルではないし、
そもそも高校もまだ卒業していないし・・・

婚約者(???)でもないし、
恋人なんて言う陳腐な表現は嫌だし・・・

そもそもこんな雑誌に載せるなっちゅうの!!!

ここでアイツに「差し入れは要らない」なんて言えば
あのマイナス思考のアイツのことだ、すぐに変な思考をしそうだから
どうしたらいいんだ???

アイツの家に取りに行くって言っても
アルバイトが夜遅く終わることもあるし・・・

とりあえず雑誌を両手に持ったまま固まった俺を見て
トレーナーは「これって蘭世ちゃんだろ???一応、蘭世ちゃんは一般高校生だからってクレームを入れるか?」
と提案をしてくれたから、今回は任せることにした。

(はぁ~)

俺もアイツに「差し入れが要らない」と言うことができないくらい
アイツがいなくては生きていけないんだな・・・




作者談

とりあえず「真壁俊の事情」のプロポーズの辺りを読んで、
最低限高校3年生にはプロライセンスを取得しないと
ちょっと無理かなと勝手に考えました。

時期的にはまだ高校生だけれど20歳の俊です。

「胃袋がつかまれる」を俊は文字通り味わってますよね?

もちろん蘭世を好きなのは胃袋だけの問題でもないんでしょうけれど。

あと、私の脳内ではこの時にもう少し俊自身が対応していれば
第二部で鈴世たちが週刊誌に追われている時も
前例同様で違った方向に進んだのではないかと。
(少なくとも人間界を追われることにはならなかったような・・・)

それを今回は俊がジム側に対応を任せたので
鈴世の時はどうすればいいのかサッパリわからなかったと言うイメージです。

ついでに蘭世は撮られていることは一切気づいていません。
(俊のお世話にルンルンなので・・・)

後日俊から雑誌とともにお仕置きが・・・

追記:カテゴリ分けを訂正しました。
[2015/01/08 20:24] | ときめきトゥナイト (第1部と第2部の間) | コメント(0)
My Dream  ( なるみ )
私は聖ポーリア学園高等部に通う2年生。

もうすぐ3学期が始まるからそろそろ進路も決めなくてはいけない。

小学生くらいは「鈴世君のお嫁さん!!!」なぁんて言えたけれど
さすがに進路指導の先生に「江藤君のお嫁さんになります」なんて言えない・・・

みんなどうやって進路を決めているんだろう???

鈴世君は頭がいいし、小学校の先生だって。
二葉ちゃんはアイドル(今既にそうだと思うんだけど…)、ゆくゆくは女優だって。
幸太君は新聞記者だって。二葉ちゃんの傍にいられるからかな。

それぞれがそれぞれの夢を持って
それに向かって行っているようだけれど
私だけ迷える羊みたい・・・

蘭世お姉ちゃんにアドバイスをもらいに行こうかな???
お姉ちゃんもたぶんお兄ちゃんのお嫁さんが夢だっただろうから
何かいいアドバイスをもらえるかも。


ピンポ~ン!!!

「はぁい!あらっ???なるみちゃん、どうしたの?」

「ちょっとご相談事が・・・」

「いいわよ。上がって。ちょうどクッキーが焼けたから。一緒にティータイムにしましょ?」

「えっ?」

「なんとなくお客様が来るような予感がしてたのよ。なるみちゃんとは思わなかったけれど・・・」

(お姉ちゃんって勘が鋭い時は鋭いんだよね・・・)


ティータイムを満喫しながら、自分が現在困っていることを蘭世お姉ちゃんに話してみた。

「う~ん・・・私の場合は主人がプロスポーツ選手でしょ?
早いうちからプロボクサーになって、世界チャンピオンになるって宣言している人だから
体調管理などを考えるとゆくゆくは専業主婦しか無理だったのよ。

となると、正社員とかではなくアルバイトと言う形でないと
すぐに辞められないかなって思って。

そもそも正社員になれるほど私はできがよくないし・・・」

「そんなことないです!!!このクッキーもとってもおいしいし・・・」

「フフッ、ありがとう。

でもね、なるみちゃんは別に結婚しても専業主婦でなくてもいいんじゃないの?

それに鈴世が学校の先生になるんだったら
結婚は随分と先になるわよ、最低でも今から5年・・・
もしかすると10年とか先かもしれない。

その時に鈴世一人だけにかまっていたら
味気ない人生だと思うよ?

私と違ってよくできるんだし・・・」

「う~ん・・・」

「あぁ~」

靴下が引っ張られる感じがした・・・

「あれっ???卓?」

「卓君、見るたびに大きくなってるねぇ。抱っこしてあげる」

「キャッ キャッ」

「あら卓、お姉ちゃんに抱っこしてもらってご機嫌さんねぇ。よかったわね。

卓は最近人見知りもするようになって
なかなか家族以外には抱っこさせないんだけどね。

なるみちゃんは別なのかしら???」

卓君の屈託のない笑顔を見て
心のモヤモヤが晴れたような気がした。

「お姉ちゃん、ありがとう。もう少し考えることにします。

こんなこと、誰にも言えなかったので、とっても助かりました。」

「フフッ、鈴世にも内緒にしとくわね。」

「お邪魔しましたぁ~」


まだこれっと言った進路が決まったわけではないけれど
なんとなく鈴世君のお嫁さん以外の夢を掴みかけた気がしてきた。




作者談

なるみは結局は専業主婦になっていますが、
保育士さんにいったんはなっていますし、
(超短期間ですが・・・)
とりあえず高校卒業後は進学したんだと思い、
となると高校の進路指導ではあれやこれや悩んでいたんではないかと。

私自身、大学卒業時ですが当時同級生とお付き合いしていて
卒業後をどうするか、一応悩みました。

相手の方は地元に帰ることを決めていたので
その当時私が住んでいた場所で就職しても遠距離恋愛、
私が自分の実家に戻ったとしても遠距離恋愛、
かと言って正式に婚約しているわけでもないのに
彼の地元に就職しても・・・
(超氷河期なので就職先があったかどうかは別問題。)

結局は当時住んでいた場所の近くで就職し、
遠距離恋愛となり、最終的には破局したんですが・・・
(私は遠距離恋愛が無理なのは早くからわかっていたんです。だからこそ悩んだんですが・・・)
[2015/01/05 15:43] | ときめきトゥナイト (第2部と第3部の間) | コメント(0)
Sharing ( 流水 & 流風 )
私たちは一卵性の双子

そっくりだとよく言われる。

陸上部の先輩や友人、クラスの友達にも
どっちがどっちかわからないなんて
日常茶飯事のように
あいさつ代わりのように言われてる・・・

仲もとってもいいから
今までは何でも分け合ったりしてきた・・・

服もお互いに貸しあいっこをしていたから
2倍持っているようなものだったし・・・

お菓子もどちらにするか迷った時には
それぞれを買って半分こにしてきた。

それが
まさか相手と同じ人を好きになるなんて・・・




作者談

時期としては原作の始まる少し前です。

お互いが当麻先輩を好きになっていることに気付いたころと言うことで・・・

友人同士でも同じ人を好きになちゃうと
いたたまれないですよね?
(経験有。ちなみに最終的に私は流水の立場と同じになりました・・・)

私と姉は年が離れているため同じ人を好きになった経験はありませんが、
兄弟姉妹で同じ人を好きになると
どんな感じになっちゃうんだろう???


追記:流水の漢字を間違っていたので訂正しました。
[2015/01/05 13:17] | 海の闇 月の影 (原作より前の時期) | コメント(0)
「海の闇 月の影」と私
自己紹介欄にも記載していますが、
私の漫画デビューは世間一般よりかなり遅いです。

「海の闇 月の影」が私自身がまともに読んだ
初めての漫画です。

ただし高校の友人に借りて読むという形でしたが・・・

しかも最初は1巻からではなく5もしくは6巻辺りだったと思います。

この本から篠原先生の作品が大好きになり
遡って購入したり
現在も新しい漫画が発刊される度に購入しています。

ちなみに「海の闇 月の影」もコンビニコミックですが購入しました。

原作ではどちらかと言うと双子間での気持ちの揺れ動きの部分が大きいと思いますが、
私個人の二次小説では恋愛部分を表現できればと思います。

「ときめきトゥナイト」の方もボチボチ描いていきますので
どちらも気長にお付き合い頂ければ幸いと存じます。

[2015/01/05 10:50] | 海の闇 月の影 | コメント(0)
The Second Rebirth ??? ( 俊 & 蘭世)
「真壁君、もしもう一度生まれ変わったらどうする?」

「はっ???なんだよ、藪から棒に」

「魔界人に戻ろうと思ったら、また生まれ変わるのが必要かなと・・・」

「別に戻らなくても人間のままでも俺は俺だから、
そんなたらればを言われてもなぁ…」

「魔界人はやっぱり嫌なの?」

(またコイツ、変なこと考えているんじゃないか?)

「嫌とかではなくて俺は俺なりに生きていきたいんだよ。わかったか?」

「いたぁ~い!!!」

俺は江藤のおでこをデコピンしながら言った・・・

俺は別に魔界人に戻りたいわけではない。

逆に戻ってしまうとプロボクサーとしては生きていけないかもしれない・・・

俺の夢が無くなってしまう。

そんな複雑な想い、コイツにはわかっていないんだろうなぁ・・・




作者談

時期としてはルーマニアから戻ってきて
魔界人に戻そうとあれやこれやしたけれど
結局できなかった、
あのすぐ後くらいのイメージです。

テレパシーの能力が無くても
蘭世の気持ちはなんとなく手に取るようにわかると言うことで・・・

俊ももう少し考えていることをきちんと言っていれば
また違った(もう少し平坦な)人生を歩めただろうにね。

まあ、あの大王様の息子だからか・・・

[2015/01/04 17:49] | ときめきトゥナイト (第1部) | コメント(0)
The First Meeting ( 卓  ⇒ 天上界の人々)
(きゃあ~)

俺がいつものようにジムで練習をしていると
頭の中にアイツの叫び声が聞こえてきた・・・

そんなに珍しいことでもないが
なんとなく嫌な予感がして
アイツの気配を探りつつ
トレーナーのミットに打ち込んでいた・・・
(トレーナーが今の状態を知ったら激怒しそうだが・・・)

それと相前後してアイツから
(あなた・・・)
とオズオズとテレパシーが飛んできた。

とりあえずアイツ自身には危険が迫っていないようだが、
かなりパニックを起こしているようだし
アイツがテレパシーを送ってくると言うことは
よほどのことなので
トレーナーに言って
リングから降りて、ロッカールームに行った・・・

誰もいないことを確認し、ロッカールームの鍵を閉めた。

(どうした?)

(忙しいのにごめんなさい、卓が 卓が・・・ <グスッ>)

(泣いているだけじゃわからないだろ?卓がどうしたんだ?)

(<グスッ>)


どれだけ待ってもアイツの泣き声は止まないし
真実もわからないので
ロッカールームから出て、トレーナーに言って
早退させてもらった・・・
(少しトレーナーが怒っていたが、めったにないことだから特別に大目に見てくれたようだ。)

で、アイツの状態も気になるから
ロードがてら走って帰った。


「どうしたんだ?と言うより卓は???」

「あなたぁ~、<グスッ>
冷蔵庫の掃除をしていたら、卓が足元に寄って来て、<グスッ>
想いヶ池の入った水筒が手から滑り落ちて
ちょうど卓が想いヶ池の水をかぶって<グスッ>
気づいたらいなくなってたの<グスッ>」

「エッ???じゃあお前も想いヶ池の水をかぶればよかったんじゃないか???」

「全部卓がかぶっちゃったんだもん・・・<グスッ>
残ってなくて・・・<グスッ>」

とりあえず卓の気配を探ってみる・・・

人間界ではなさそうだ・・・

危険にも遭っていないようなので
とりあえずそれをアイツに伝えると
やっとアイツの涙が止まった。

そのままアイツを引き寄せて
卓の気配がする方向へ
テレポートした・・・


「ここは???」

一面花畑。
しかも来たことがあるような気がする・・・

向こうから数人の人がやって来た・・・

「あっ!!!」

「久しぶりだな、俊。相変わらず蘭世を泣かしているのか???」

「いや、今回は卓が・・・(泣かしたようなもんだよ・・・)」

「蘭世、俊はちゃんとあの約束を守ってるか?」

ボンッ!!!

「まあその反応なら及第点だな。」

「そんなことより、カルロ、卓、俺の息子を知らないか?」

「向こうでおじい様と会ってるよ。お前と違って素直になりそうだな。」

「お前が卓を呼んだのかよ。」

「会いたかったわけではなく、気づいたら腕の中に飛んできたのさ。
俺から名前を取ってくれて、ありがとう。
あの子はあの子なりの素晴らしい人生を歩んでくれそうだ。
しいて言えば誰よりも愛する女性と巡り合って、長生きしてくれればいいが・・・」

「カルロ様、天上界はやっぱり幸せではないんですか?」

「不幸ではない。ただ最高の幸せも感じられない場所だ。」

「カルロ、とりあえず息子を連れて帰る。
卓の人生は卓が決めるものだ。」



「親父・・・」

「久しぶりだな。孫を抱けるとは思ってなかったな。」

「大王様、お久しぶりです。お元気そうでよかったです。」

「ランゼ、シュンはそなたを困らせていないか?」

「はい、おかげさまでかわいい子供にも恵まれました。」

「そうか、よかった。」
と言いながら親父は卓を差し出してきたから、俺が胸に抱く。

「ワシは、いつでも見てる・・・
シュンの家族だけでもなくアロンのとこもな。
あちらも元気そうで安心している・・・」

「おふくろのことも見てるんだろ???」

「親をからかうんじゃない!!!

みなが幸せなら、ここにいる者たちも幸せなんだ。」

「ならず~っと幸せを感じてもらえると思います!!!」

「そうか・・・それなら安心した・・・」


親父のほっとした顔の後ろに
ジャンとランジェの満足そうな顔が見えて
俺たちも満足して元の世界に戻ってきた。


「驚いたなぁ・・・」

「天上界って普通には行けないのよね?
卓が会いたいと思ったのかしら???」

「まぁ、本当はおやじにも見せたかったから、よかったんじゃないか?」

「そうね、挨拶もできたし、天上界の人たちもみんな幸せだって確信できたから
よかったかな?
今度は掃除には気を付けるわ。」

「頼むな、でなきゃ俺がトレーナーに怒られる・・・」

「ハハッ」


お前が言うとおりもう天上界の人たちが悲しんだり悩んだりすることは
二度とないだろう!!!
絶対に!!!




作者談

時期としては10ヶ月くらいの卓です。

まだしゃべることもできない、
でもきっと意志は持っているでしょうから、
自分の名前の由来のダーク・カルロ、
おじい様の大王様に
会ってみたいと思って
(魔界の王家の血筋ですから、考えることはすでにしっかりしていると言うことで・・・)
天上界へ・・・

天上界はもちろんスッと行けるわけではないんですが、
赤ちゃんの能力って未知の部分が大きいですから
その未知の部分+王家の血筋と言うことで
行っちゃいました。

俊と蘭世のテレポーテーションがきちんとできたのは
親子の愛もあると言うことで・・・

追記:分類(時期の区分)を変更しました。

第二部を読んでも最後がどのくらいの時期かは明確にはなっていませんが、
文化祭は秋だろうし、(我が家の辺りは秋です。)
卓が10ヶ月くらいならば12月前後ですが
服装が冬の服装ではなかったので・・・

[2015/01/03 18:54] | ときめきトゥナイト (第2部と第3部の間) | コメント(0)
受け継がれるもの Ⅱ ( 真壁一家 & ココ )
「ココちゃ~ん!!!」

「お姉ちゃん、お母さんが下で呼んでるよ・・・」

何かよくわからなかったけれど
私はおば様が呼んでいるから
下に降りてみた・・・

リビングで呼んでいるのかと思ったけれど、そこには姿が無く、
キョロキョロしていたら、「こっちよ」って和室から顔を半分出して
手招きを受けたので
和室に入ってみると・・・

「うわぁ~」

きれいな布がかけられていた・・・

「魔界の王女様は見たことが無いのかな???着物って言って、今日のようなお正月に着るものよ。
着せてあげるからどう???」

「えっ???おば様のですよね?おば様は着ないんですか?」

「これはねぇ、振袖って言って未婚の女性にしか着られないの。
私も独身時代には着たことがあるんだけれど
もう着られないし、
愛良はしんどいから着たくない!!!って言うし、
よかったらココちゃんが着てくれないかな???」

「ぜひ、お願いします。」

と言うわけでおば様に振袖なるものを着せてもらった

おば様もその後着物を自分自身で着ていた・・・
(訪問着とか言うらしい・・・)



「うわぁ~お姉ちゃん、きれ~い」

「愛良も着ればいいのに・・・」

「だって、帯が苦しいんだもん!!!
ねぇ、お兄ちゃん、お姉ちゃんきれいだよね?」

ゴホッ

「まあ馬子にもいしょ・・・」

「ホント、誰に似たのかしらねぇ。言うセリフが同じだわ・・・」

ゴホッゴホッ

「ココちゃん、よく似合っているし、よかったらその着物、あげるわ。」

「えっ???でも高価なものですよね?」
(よくはわからないけれど、手触りがいいし、高価なものだと思うわ)

「ここに置いていても私は着ないし、愛良も着る気配がないから、
ココちゃんさえよければ・・・」

「じゃあ、お言葉に甘えて・・・」


「ホラッ、初詣に行くぞ!!!苦しくないうちにな」

「もう、あなたったら、色気も何もないんだから・・・」





作者談

個人的に愛良は着物を着ない気がします・・・
(小学生くらいは無理やり着せられていそうですが・・・)

ココの方が物珍しさも手伝って着そうな・・・

で、この振袖はゆくゆくはネネちゃんにってことで・・・


今年も少しずつではありますが、
ブログをアップしていこうと思います。

拙い文章でも気長にお付き合いいただければ幸いです。

それでは

I hope you will have a great year!
All the best wishes for your future life!



[2015/01/01 09:28] | ときめきトゥナイト (第3部) | コメント(0)
いつまでも永遠に


プロフィール

poohfrozen

Author:poohfrozen
まず初めに二次小説のそれぞれの原作の出版社様、原作者様とは一切関係ございません。

私が個人的に読んでいる漫画の二次小説を少しずつ披露できればと思っています。
(恋愛ものがほとんどです。原作が恋愛ものでなくても恋愛部分のみをピックアップした二次小説になると思います。)

非常に下手だと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

実親が非常に厳しく、漫画を触らせてくれなかったため
少し漫画に触れたのが高校生、
漫画にまともに初めて向き合えたのが
大学で一人暮らしを始めてからなので
同世代の人たちと比べるとずいぶんと遅れ気味な感じです。

原作を私なりに読んでの私なりのイメージを壊さないような二次小説を書いていく予定です。

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